双子妊娠日記 #4 病院
妊娠がわかると,どこで産むかは大事な問題かと思います.双子妊娠ということで私は一度病院を変えました.
地元の産院に通う
妊娠かも?と思い,長男を出産した地元の産院に行くとMDツインと診断されました.双子は胎盤と羊膜の状況によって以下3種類に別れるそうです.
二絨毛膜二羊膜(DD):胎盤二つ,羊膜で仕切られて別々の部屋にいる
一絨毛膜二羊膜(MD):胎盤は一つを共有,羊膜で仕切られて別々の部屋にいる
一絨毛膜一羊膜(MM):胎盤は一つを共有,二人で一つの部屋んいる
DD<MD<MMの順にリスクが高くなります.
診察してもらった医師によると,MDツインまではこの産院で診れる,診たケースがあるとのことだったので,しばらくこの産院に通うことになりました.多胎児妊娠の情報を見ると,早産に備えてNICU(新生児集中治療管理室)のある大学病院にすぐに移ったとあることがほとんどだったので意外でした.
大学病院に移る
結局妊娠7ヶ月(24週)までは地元の産院に通いましたが,26週目から産院が提携している大学病院に移ることになりました.理由としては,
MDツインは早産の可能性が高い
早産または赤ちゃんが小さく生まれた場合に母子が別々の病院になる可能性がある
切羽詰まった状況になってから移動するよりも,経過も順調な今のうちに移る方が大学病院側も良いだろう
ということでした.もっと早くから大学病院にいってもよかったのか?とも思いましたが,通う距離などを考えると7ヶ月までは近くの産院で診てもらえてよかったかなと思います.
病院を移る判断をするための医師とのやりとり
双子妊娠は早産の可能性が高いので大学病院に移ることが多いのは理解していました.一方で地元の産院でも産めることもあると言われて,判断に迷っていました.そもそも二つを天秤にかけてリスクを評価するほどの情報が手元になかったので,どうしますか?と言われても,みんなもそうなら大学病院かなくらいの判断しかできずにいました.夫と相談した結果より納得して転院するために,以下のことを確認しました.
地元の産院では双子,特にMDツインの出産経験はどれくらいあるのか
担当医師は双子,特にMDツインの出産経験はどれくらいあるのか
地元の産院で産む場合の懸念事項は具体的になにか
紹介してもらう大学病院はどのような病院か(例えば,この産院から紹介する人が多いのか,医師がどのように紹介先の大学病院を表現するのか)
以上を踏まえて担当医師としては転院を勧めるのか
だいたい想定内の回答でしたが,直接医師から情報や意見を聞けたことでより納得して判断することができたと思います.
おわりに
私の場合,相手が医師など専門性が高い方だと特にその判断の根拠を聞くのを躊躇う傾向にあるのですが,今回のようにどのような要素をもとにそう判断したのかを聞くことは大事だなと思いました.
気が向いたらおすすめいただけると励みになります.いただいたサポートは書くときのコーヒー代に使わせていただきます!