自分にお悩み相談をした結果
私:
私はずっと、私の中に二人の人間がいるかのように
相反する2つの意見に引っ張られ、身動きの取れない人生を送ってきたように感じます。
例を挙げると、新しく知り合った方と意気投合し、「ぜひまた1ヶ月後に会いましょうね」と連絡先を交換したとします。
その時は嬉しくて嬉しくて、1ヶ月後にその人に会うことを心待ちにしながらバイバイします。
しかし1ヶ月後の私は、もうその方には会いたくなくなっています。
こんな感じで、いま私には友達が一人もいません。
子供の頃は、習い事をやりたい自分とやりたくない自分
学生の頃は、勉強をしたい自分としたくない自分
現在は、収入を上げたい自分と何もしたくない自分がいて
いずれも後者が優勢とされてきました。
私の人生の中で唯一、自分の中の意見が枝分かれせず、一致したこともありました。
それは、高校生から十年以上付き合った彼への思いです。
両者の意見が合致して好きでした。
しかし、結婚できずに去年振られたので、
両者の意見が合致したからと言って人生がうまくいくわけでもないのかもしれません。
とにかく、生きづらいは生きづらいです。
何もやりたくないから、何もやらなーい!
なら楽です。
やりたいのに、できない。
この状態がきついです。
何かアドバイスをいただけないでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。
私:
あなたのお悩みを見る限り、
アクセルのほうの自分を善、
ブレーキのほうの自分を悪と捉えているように見受けられます。
あなたの中に二人のあなたが存在する理由は、
あなたの中に二人のあなたが必要であるからに他なりません。
それなのに、あなたはそのいずれかのあなたを
善悪で判断していませんか?
あなたは、ブレーキのほうの自分が優勢だと言います。
それは、もしかしたら昔々、幼少期であったかもしれませんが、
あなたのアクセルが優勢になっていた時、
ブレーキが止めてくれた経験があったのかもしれません。
そして、自分の暴走をブレーキで止めたことを
両親や先生など、大人に褒められた経験があるのかもしれませんね。
そのような経験があると、
自分の中で「ブレーキは使える」と潜在的に思い込んだとしても無理はありません。
今、ブレーキが優勢となっている理由は、きっとそこにあるのではないかと推測しています。
つまり、ブレーキ側の成功体験がある訳ですね。
話を元に戻して、
あなたはなぜ、ブレーキを悪と考えていらっしゃるのです?
お伝えしたように、ブレーキにはあなたのために働き、あなたの役に立っていた過去があります。
今ここで、そちらの自分に「ありがとう」と言ってあげませんか。
今も、昔も、全力であなたのことを考えているのは
アクセル的な自分だけではありません。
あなたが今、こうして息をしているのも
ブレーキの存在あってこそだったかもしれませんよ。
仮にアクセル優勢バージョンのあなたの人生があったとしても、そちら側は覗けないのですから。
そして彼。あなたの中の両者が一致したのであれば、間違いなくゴーサインだったと思って良いでしょう。
結果的に、別れることになってしまったとしても
あなたの中に、大切な何かが残ったことは
あなたが一番よくわかっているのではないですか?
一度あることは二度あり、三度目もあります。
今後あなたの人生で、彼の時と同じように、自分の中の両者ともがゴーサインを出すような出来事がきっと訪れるでしょう。
その時は、ぜひ迷わずに進んでください。
そんな日がまた訪れるまで、
今はまだ優勢であるブレーキの自分を抱きしめて生きてあげてください。
自分の中に、二人の人間がいる。
もしかしたら、誰にでも少しはある感覚なのかもしれませんね。
だけど、あなたには、明確に二人が存在してくれている。
それはなんと頼もしいことなのでしょう。
どちらの自分も愛してください。
どちらの自分とも手を繋いで、
これからも生きていってくださいね。
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