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無職だった私が婚活で主人と会い17年間の結婚生活を送っている話⑤

プロポーズの夜、私がキスを拒んだにもかかわらず、夫は怒りを見せることなく、その後も何度も優しく接してくれました。彼の寛大さには心から感謝していましたが、私の心の中では、彼もまた男性であり、様々な欲求を抱えていることを改めて認識していました。そんな彼に対して、どう接すれば良いのか悩んでいた時期もありました。

ある日、プロポーズの夜、私がキスを拒んだにもかかわらず、夫は怒りを見せることなく、その後も何度も優しく接してくれました。彼の寛大さには心から感謝していましたが、私の心の中では、彼もまた男性であり、様々な欲求を抱えていることを改めて認識していました。そんな彼に対して、どう接すれば良いのか悩んでいた時期もありました。

ある日、夫の家でDVDを一緒に見ているとき、私は勇気を出して彼にキスをしました。この行動には夫が驚いたのはもちろんですが私が一番このキスをきっかけに変わった自分自身の心情に驚きました。

夫は出会ってすぐ私に対して恋心を抱いていたようですが私自身はこのキスから彼に対する深い愛情を感じ始めたのです。私たちの関係は、お見合いで出会った二人から、自然に深まるカップルへと変化していきました。

最初は毎週のように外出してデートを楽しんでいましたが、やがては家で過ごすデートや、近所のファミレスで笑顔で会話を楽しむ日々へと変わっていきました。もちろん、お泊りデートもするようになりました。

私たちの関係が深まるにつれて、次のステップとして親への報告を考えるようになりました。当時は「婚活」という言葉がまだ一般的ではなく、テレビでは「出会い系での犯罪」が頻繁に報じられていたため、私たちの出会いの形を理解してもらうのは容易ではありませんでした。

続く。

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