コーポレートチームのミッションについて考えてみた
リクルートで、経理・投資・IR。ファインディ現職にて、経営企画・採用候補・上場準備と、合計6年くらいコーポレートに向き合ってます。
その前は7年半ほど監査法人で、監査と会計アドバイザーしてました。
さまざまな観点からコーポレートに向き合う中で、自分が大切にしてるコーポレート像について書いてみたいと思います。
コーポレートのミッション
事業成長を加速させるための環境を作る
・事業規模が大きくなってくると、守らなければいけない規制やいわゆるお役所業務が多く発生しますが、根幹として、事業活動のためであることを忘れてはならない
・「規制があるからこう対応してください」ではなく、「こういうメリットがある、こういうリスクを防ぐためにこう対応してください」と事業を主語にしないと、人を動かすことは難しい
コーポレートに求められる2つの役割
事業ファーストで動く中で、コーポレートは2つの役割が求められます。
攻めのコーポレート
・企業価値を向上させるために必要な戦略立案と実行
具体的には、広報IR・組織活性化・目標管理体制・採用・企業会議体運営(効率的な目標設定)など
守りのコーポレート
・企業価値の毀損を防ぐリスクへの対応
具体的には、内部統制、決算対応、監査、ガバナンス、セキュリティ、労働環境整備など
ガードレールを敷き、会社が安心してアクセルを踏める環境を作る
・攻めと守り、より詳細に言うと、意志決定のスピードと強固な体制作りというトレードオフのバランスがコーポレートの腕の見せ所になります
・スタートアップでは、より意思決定のスピードを重視しつつ、体制を整えていくことが大事になるので、ガードレールをいかにぎりぎりに敷き、事業サイドに余計な仕事をさせず、目の前の業務に集中できる環境を作れるか、が大事になっていきます
会社の資源の最適配分化
会社の資源は、ヒト・モノ・カネになります。
・ビジョンに共感し、一緒に仕事をする仲間を募い、最大限力を発揮できる環境を整える
・そのために、必要なおカネを調達し、管理し、投資する
・モノ=アセット(有形・無形限らず)が増えてくるので、管理と運用・セキュリティ整備が重要になる
コーポレートはこのバランスを取っている、まさしく縁の下の力持ちです
コーポレートの大事なPhilosophy(行動哲学)
これは、私が大事にしているコーポレートチームにおける3つのPhilosophy(行動哲学)です。
1. Business First
・事業成長のためにコーポレートが存在していること
2. Professional
・自分たちはProfessionalなので、主語は会社であり、事業である。専門性を持って向き合い、自己研鑽すること
3. Ninja
・コーポレートは、黒子的な役割が多く求められる
・皆が走る道を整備するような仕事であり、道の先の石を先に拾い、走りやすい道を作る
・仕事を正確にこなすために日々研鑽を重ねる。事業の影で、事を成す意識を持つ
スムーズに走っていると、自分がやっていることを事業側は気づかず、つまずくと文句を言われる、そんな側面があります
余談
・前職で、アメリカ駐在をしていたとき、Inorganicの事業成長をM&AやPartnershipなどでサポートするCorporate Developmentというチームに所属していました。
・そのときに、あまり大勢の社員に知られてはいけない極秘プロジェクトを、事業のトップ側と密かに実行し、契約が完了すると大きくアナウンスするところから、Corporate Ninjaと呼ばれていたことが由来になります
ベンチャー企業における組織図をサッカーで例えると
元ネタはこちらの吉島さんのブログです
http://www.y-associates.net/archives/1191
・コーポレートは、経営企画・採用広報・総務人事経理財務あたりになりますが、ボランチ〜DF ~GKという感じ
・私は社長室なので、CEO直下の部署横断で、会社として成すべきことの優先度を決め、リソースを調達する・配分する・強化することが仕事なので、まさしくこの図のとおりだなーと思いました
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