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【スタートアップ】新設チームの立ち上げ/経営企画・社長室

事業規模が50人を超えてくると、社長室といった部署間でボールが落ちることを防ぐ複数機能を持った機動力の高いチームを持つようになる企業は少なくない。

ベンチャー企業にも、大企業にも社長室は存在する。

私は、大企事業会社時代は社長室ではなかったが、ファイナンスや投資といったコーポレート部隊に属しており、今はファインディというスタートアップで社長室で働いてる。

私がファインディに参画した時点では、社長室は新設部隊であり、まだチームとして体を成していなかった。

その中で、社長室の役割を考え続け、今チームとしての形ができてきたので、その思考の過程をNoteに書いてみたいと思う。

スタートアップで働く中で、社長室に限らず、どういう考え、進め方で新しいチームを作っていこうとしているか、また、CFOや攻めのコーポレートとして働かれている方にも、何か参考になれば幸いです。

結論としては、
1. 何をするチームなのか意義や目的を考える
2. 言葉に落として大きな旗を掲げる
3. そこから、各機能やタスクに落としていく

背景(Findyへ入社)


・今年春に、Findyに転職し、社長室というチームに所属
・4月1日時点、社長室社員は4人。機能としては、上場準備をする私・広報1人、採用で2人

入社時点では、CEO山田さんが社長室室長を兼ねていたが、トップに1チームマネジメントをさせる規模ではなくなっていたので、早急に巻き取る必要があると感じていた

1−2ヶ月で自分自身がマネジメント業務を、山田さんから巻き取り、規模拡大に合わせてチームとして機能させていくためには、どうすればいいだろうか

まず社長室の意義から考えることを始めた

役割・意義を考える

何人かにヒアリング・検索するなどして、ぼんやりとわかったことがある

会社によって、やっていることは全然違う

機能で考えては見えないので、独立組織にできず社長直下に置く意味を考えた

・1つ1つの機能は部としては小さすぎるのでまとめる
・独立部署にせず、社長直下にすることで、他の部署とのコミュニケーションをしやすくさせる
・社長直下にすることで、短期的な目標に沿わない動きができる
・小さくて、柔軟性高いチームの寄せ集め

十分機能しているが、従業員数が増えてきている環境だったため、一定まとめる必要性があることをぼんやりと感じていた。また、周りから社長室って何してるの?って声をよくいただいていた


そのため、次に、社長室という存在として、何を成し遂げるチームなのか、向かう先を考えた。

何を達成することを目的とするチームか考える

考えて1つ思ったことは、”社長に社長の仕事をさせる”こと

・社長は、ゼロから事業を作り、組織を作り上げていく。
・30人くらいまでは、社長を中心に全社を率いることができる
・50人を超えてくると、社長1人では50人を見ることは難しくなってくる
・また、複数チームができてくるので、チーム同士で、利益相反することがある
ex. 事業同士のリソース配分、お金を管理する管理部と事業部との衝突、、など

その中で、社長は、文字通りすべてのチームを管掌することになる
これでは、社長は日々のオペレーション管理業務で手一杯になってしまう
未来永劫続く強い組織をつくっていくためには、社長に将来の仕事をさせる必要がある

社長室は、社長に社長の仕事をさせることが、命題ではなかろうか

それが事業価値を上げることの一番の近道だと考えた

“社長に社長の仕事をさせる”とはどういうことか

社長は、ファインディという組織・事業の行く先を考え発信するヒトとしては、当たり前だが一番の適任者である

また社長によって、0-1が得意、1-10が得意、10-100が得意な人と強みは分かれる

つまり、
・社長が1番リーダーシップを図り、新たな価値を創出出来ることに集中させる
・必要な場所に対して適切な発信をする場を整える
・どういう組織にしていくか中長期の軸を考える時間を作る


ここが社長室がやらねばならぬこと、と考えた

また、社長が発信をする内容と相手も大事で、なんでも全部社長が発信すればいいフェーズはもう終わっている。

その中で、誰がどういう発信をしていけば、より組織全体や外部に良く伝わるのか、を考えることも大事だと感じた。

これは、社長が発信するより、社長室長である自分や、事業部長が発信したほうが”適切”だ。こういう差配も必要になってくる。

そして、適切な発信・中長期戦略を練るにあたって、
・社長に必要な情報ネタをもってくる
・アイデアを提供する
・社長と同じレベルで戦略に関する会話をすることで、社長の頭を整理する


以上のことも、重要な役割と感じた

社長室としての役割まとめ

社長に社長の仕事をさせる
    1. 一番事業活動を上げることに専念させる
    2. 社長の思考の整理をする
    3. 役割を使い分ける


以上が、社長室の役割であり、そのための機能は、社長の強み・正確・事業フェーズによって定義が変わってくる

社長室という求人を見る時に考える1つの軸になるのではないでしょうか

ファインディでの社長室

ファインディの”現在”の社長室は今、大きく分けて3つの機能
1. 経営企画/上場準備
2. 広報
3. 採用

・いずれも経営として重要だが、結果を出すのに時間がかかる。
・短期的なゴールに囚われないで各部署とやり取りをし、巻き込んでいく。
・そのために、独立組織となっている。

今後ファインディ社長室として必要になる機能や役割


・経営企画やアライアンス
→IPOに向けての準備や経営企画レベルの向上、アライアンス可能性検討・実行

・広報/社内カルチャー担当
→広報戦略など全社に関わる業務の戦略立案と実行、社内広報・エンゲージメント施策

・採用/組織人事
→急成長フェーズを支えるためには、採用を更に強化し、同時にメンバーが最大限力を発揮できる環境構築・人材開発・組織開発

以上、いずれも経営陣、社員双方とコミニケーションを取りながら、事業にとって中長期かけて取り組むイシューに対して、立案・推進をしていく役割になっています。

ファインディの事業成長の源はヒト

最後に宣伝になります。

仲間を一緒に集め、そして拡大する組織の中で、皆が力を発揮できる環境づくりに興味がある仲間を探しています。

エンジニアに対しては知名度が上がってきているが、まだまだ知られていないファインディの魅力を内外に発信して、味方を増やす、仲間を増やす、組織を盛り上げる、そういったお仕事に興味ある方ご連絡お待ちしてます!!

https://careers.findy.co.jp/

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