とてもとても好きだった

5月に入ってすぐ、彼女がヘルスで働いているのを知ってしまった。

知った時、
「嘘でしょ、いや、違う、本当じゃないよね。」
と心の中で繰り返した。

写メ日記で彼女と全く一緒のメイクをしている写真を見た時に、これが現実だと確信に変わったけど。

僕には介護で働いていると言ったのに。

彼女が本当の事を最初から言ってくれていたら、何か結末は変わったかな。
夜職への偏見も何も無いから、そのままの彼女を受け入れたかった。

そのまま好きで、愛したかった。


嘘を吐かれたことが本当に辛くて、辛くて、心が痛かった。


もう君を追えない僕は、あなたが好きだったものの欠片を思い出して、集めて、生きていく。

あなたが好きなものを、自分に取り込み、パッチワークの様に、オリジナルにして僕は生きて、生きて、好きな時に死ぬんだ。

あなたがどんな過程で生きても、幸せでいて欲しいと思うことを許して。

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