見出し画像

【高松旅】地元の銭湯に行きたい。

銭湯・サウナ好きの私としては、地方に訪れた際、できれば地元の銭湯や温浴施設に立ち寄りたい。

前回の記事に書いた高松の古書店「なタ書」の藤井さんと別れた後、夜のライブの予定までの間に行けそうな銭湯に行くことにした。藤井さんには、有名な温泉を勧められたけれど、私はあえて地元の銭湯に行きたかった。

行ったのは、ことでん琴平線の片原町駅近くにある、昔ながらのいわゆるザ・地元の銭湯。ロッカーとか、体重計とか、マッサージチェアとか、おそらく何十年モノであろう、時代を感じさせるものがそのまま今も使われている。

昼間だったし人も数人しかおらず、よそから来た客は私くらいだったと思う。一通り体を洗い、とりあえずお風呂を楽しもうとする・・・が熱い。熱すぎて入れない。熱すぎて入れない問題はどうやら昔ながらの銭湯あるあるだそうだが、よくよく考えたら、普段私が行くような銭湯はきちんと温度管理がなされている。一応熱さを調整できるように水を足すこともできるようだが、ちょっと足したくらいでは追いつかないレベルだった。熱いよう・・・と心の中で思っている横で、地元のおばーちゃんがあっさりすんなり激アツ風呂に入っているのにはびっくりだった。慣れなのかなんなのか。まだまだ修行が足りないな(笑)。

そんなわけで、メインのお風呂は断念し、ほどよい温度だったかわり湯と銭湯の料金のみで入れるサウナを楽しむことにした。サウナは4人入ればいっぱいいっぱいくらいの小さなものだったけれど、これが適度な熱さでとても心地が良かった。早朝から動いていたというのもあるので、じっくり体を温めて休めたというのもある。気持ちよく汗をかいたあとは、やっぱり水風呂が気になるところだが・・・

ここで1番の驚き。水風呂が一応あるのだが、おそらく後から設置されたもののようで、「家庭用の浴槽(単身用)」がそのままドンと置かれているのだ。何を言っているかわからないかもしれないけれど、見ればわかる。浴槽には確かに水、入っているけど、ここでサウナに入った際は冷たいシャワーをガーっと浴びることをおすすめする。

そういえば。もう一つ印象的だったのがケロリン桶。関東と関西では桶の高さが違うというのを少し前に知ったのだが、ここのは関西仕様の低めのケロリン桶だった。初めて使ったけれど、正直関西仕様のほうが持ちやすい。

熱湯風呂に入れるおばーちゃん、カラーシャンプーしているおばさん(絶対ダメ)、修行の如くサウナに入る韓国人2人組・・・いろんなお客さんを横目で見ながら銭湯を後にした。

受付のおじちゃんおばちゃんが優しかった。

のちに「なタ書」の藤井さんから聞いた話だが、さぬき市には「から風呂」という、1300年の歴史を持つ古代サウナが体験できるらしい。メディアでもかなり紹介されているみたいなので有名なんだと思うけど。写真で見たらビジュアルが衝撃的で、ぜひ行ってみたくなった。次回の旅の楽しみがまた増えた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?