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赤ちゃんに会えた:先天性心疾患の娘と共に成長する#12

夜中にお医者さんの説明を聞いた後、妻にどう話そうかと考えていたと思います。

ただ、大変な出産を終えたばかりの妻に、そのタイミングで、詳細に説明する気にはなれませんでした。

お疲れ様。大変だったね。ありがとね。赤ちゃんはNICU に入っているから、今日は面会出来なかったよ。明日の朝、NICU の面会時間になったら、赤ちゃんの顔が見られる。あと、やっぱり心臓にちょっと奇形があったみたい。明日詳しく話すから、今日はもう休んだ方が良いよ。

その夜は、これくらいの会話をしたと思います。

自分も家に帰って、1人で眠りました。

次の日の朝、病院へ行き、妻のところへ行く前に赤ちゃんの面会に行きました。

NICUのガラス越しでしたが、看護師さんが娘をガラスの近くへ移動させてくれて、近くで赤ちゃんを見ることが出来ました。

3400kgというと、結構大きい赤ちゃんだと思いますが、とっても小さくて、手なんか本当に小さくて、指も細くて、自分と妻で守って、育てていかないといけない大切な存在がそこにいました。

本当に自分に子供が生まれて、自分は父親になったんだなという思いと、心臓に病気を持つこの子に待ち受ける苦難を感じ、不安な気持ちと生まれてきてくれた感謝の気持ちが混ざって、こみ上げてくるものがありました。

もしサポート頂けたら、なにか習い事や、酸素ボンベ用リュックサック購入などの、娘用に使わせて頂こうと思います。