カニカマハナコと申します。
はじめまして。カニカマハナコと申します。私の台所にようこそいらっしゃいました。うちの台所には、カニカマ専用の冷蔵庫があります。そんなにたくさん入れるの?と思われるかもしれませんが、毎日欠かさずカニカマ料理を作っているので、専用の冷蔵庫が必要なのです。同じものを作らないように注意しながら約5年間作り続けて、今では1650レシピを超える数になりました。
きょう初めてお目にかかったお客様に、私がどのようにカニカマに魅了され、人生が変わったかをお話しさせていただければと思います。レシピと合わせてこれから少しずつご紹介します。今まで知らなかったカニカマの世界をお楽しみください。
それではしばらくの間、お付き合いくださいませ。
改めまして、カニカマハナコです。この名前は、お友達の「ハムカツ太郎」さんに影響を受けて名付けました。もちろん、本名は別にありますが「カニカマ活動」を行う際には、カニカマハナコとして活動しています。
私が「カニカマ活動」と呼んでいるのは、日々カニカマ料理を作ること、それをInstagramに投稿すること、お友達にカニカマを紹介すること、どんなカニカマが並んでいるかスーパーをチェックすること(カニカマパトロール)などです。カニカマのラインナップを充実させてほしくて、スーパーの投書箱に思いを伝え続けたところ、一時、私の家の周りのスーパーから投書箱が消えたこともありました。それでも、思いが伝わったお店もあります。
この活動は誰かに頼まれたのでも、仕事でもなんでもなくて、内からあふれるカニカマ愛が原動力となってやっていることです。最初は一人で始めた活動が、いつしかカニカマを通じて出会ったカニカマ仲間や楽しい時間が、かけがえのないものになっています。
もちろん以前からカニカマは知っていましたが、それほどおいしいとは思っていませんでした。そんな私がカニカマと再会したのは約5年前。高校時代の友人がきっかけです。友人がカニカマイベントに参加していることをSNSで知り、何気なくその投稿を読んでいるうちに「カニカマ100皿」(文芸春秋)というレシピ本を見つけました。こんなのあるんだ、とすぐに取り寄せてみると、自分が知っているカニカマとは違う、本物みたいなカニカマが載っていました。
「これは食べてみたい!」
近所のスーパーを探しましたが、どこにも見当たりません。少しお高いけれど、おいしいものだけを厳選していることで有名なお店まで、車で1時間かけて出掛け、ようやくお目当てのカニカマを手に入れました。家に帰って早速食べてみると、悔しくなりました。
「なんで今まで知らなかったんだろう・・・」
料理が好きで、食べ物にはこだわる方ですが、カニカマの進化に気づいていませんでした。これは出遅れてしまった。そんな思いから私のカニカマライフは始まったのです。
次回につづく。
◆ 料理の時間「カニカマの肉巻き」◆
きょうは「カニカマの肉巻き」を作ります。カニカマ料理は「引き算」です。カニカマに味がついていて塩も入っているので、調味料の量に気を付けましょう。
<材料>
豚肉ロース薄切り 10枚
カニカマ 10本
茹でインゲン 18本
小麦粉 適量
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
鰹節 約1グラム
※醤油と砂糖、酒を同量で混ぜて鰹節を加えておく(醤油だれ)
<作り方>
サランラップの上に小麦粉を振る。豚肉を少し重ねて並べ、その上にも小麦粉を振る
カニカマと茹でたインゲンを海苔巻きのように並べ、サランラップを持ち上げて巻き上げる
油を引いたフライパンで中火で焼く。全体に焦げ目が軽くついたら、中火から弱火にして蓋をして中まで火を通す
豚肉に火が通ったら醤油だれを入れて弱火で蓋をして、たれが全体に絡むようにフライパンをゆする
蓋を取り中火に戻してたれの絡みを調整する
粗熱をとり、カットして完成
どうぞ召し上がれ。
(写真のカニカマは「香り箱 極」を使っています)
================================
■カニカマハナコのこと
主婦 兼 カニカマ料理研究家
Instagram https://www.instagram.com/kanikamahanako/