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第2章 #1 今日からブランドはじめます

2025年までに『フェアトレードのはじめ方』という本を執筆したいと思っている。同時に、『ブランドのはじめ方』という本も今後書くことができるように、わたしたちの取り組みの軌跡をnoteにまとめていこう。

というわけで、今日から、わたしたちは「ブランド」をはじめます。

厳密にいうと、この歩みを予言する投稿をしている。内容はこうだ。


2023年12月29日 

【2023年を振り返る】
今年を振り返る、印象的な出来事を
いくつか思い出してゆく。
メキシコの訪問はもちろんのこと、
初のペルー渡航で、収穫から精製までの
プロセスをじっくりと体験できたこと。
そして人生初のマチュピチュ遺跡訪問。
確かに円安で大打撃を受けているけれど
コロナによって海外渡航の際の手続きが
スムーズになった部分もある。
社内に目を向けると、
パートさんを正社員雇用する、
という流れができた。
新しいメンバーを迎えて
何か変わるかなと思ったけど
なぜかすでに変な一体感がある。
年末には仲間の巣立ちもあった。
人や物(商品)が増え、
作業スペースが確保するために
作業場の南側の応接スペースを壊し、
事務員の作業場となった。
それでもなんとか小さなテーブルをひとつ置き
細々とした打ち合わせスペースを確保した。
ドリップバッグやギフト包装などの資材は
近くにアパートを借りてそこで管理し始めた。
秋ごろになって突如、
借りている駐車場が売り出されることが判明。
わずか3〜4台分の駐車スペースだが
従業員やお客様用の貴重な駐車場だったこともあり
途方に暮れかけたところ
買い取る、という選択肢を不動産屋から渡され
あれよあれよとわずか20坪の不動産オーナーに。
「この20坪でクレープ屋さんでも始める?」
と仲間に言ってみると
「私たちの駐車場はどうするの?」
と至極最もなご意見をいただき現状維持。
(補足:お客様にFCのクレープ屋さんがいるので
実はずっと前から加入したいと思っている)
いつかこの場所(舞阪)を巣立つことがあると思う。
でも限界までこの小さな作業場で
みんなでがんばってやっていこう。
さらに、夏くらいから会計の勉強を
本格的に始めたことをきっかけに
長年の悩みの種だった会計部門を立て直すことに。
適任者を採用できたことも大きかった。
会計をしっかり管理することで
来年はもっとやれることが増える気がする。
本当に良い転機となった。
いろいろと振り返ってみたが
自分にとって一番大きな出来事は
名称変更だろう。
「豆乃木」から
「まだゆめのつづき」へ。

ま だゆ めの つづ き

とまめのきの名残を留めながら
夢に向かっていく決意を込めた名前。
現時点では120%満足している。
名まえをつける、
という一連のプロセスでは
自分自身にも発見があった。
わたし自身は
こだわりをもって一つのことを
突き詰める職人肌ではない。
どちらかというと50%の完成度で
物事を進めてしまう方だ。
そんなわたしが
1ヶ月以上の長期に渡って
悩みに悩んで物事を決めたことは
人生で数回もないだろう。
今回の名称変更については
本当に珍しく
とことん悩み抜いた。
起きている間はどこかでずっと考えていた。
人がこの名前を
どう思うかわからないけれど
わたしはすごく納得しているし
これ以上はないと思っている。
…現時点では。
そして、
ひとつのことに
これだけ悩み抜ける自分
が最大の発見だった。

来年の目標としては
看板商品を作ること。
これまでコーヒー生豆(原料)を
中心に販売活動を行ってきたが、
来年からは自分たちで輸入した
コーヒー生豆に付加価値をつけ
全国の皆さんに販売していきたい。

わたしやまだゆめのつづきのことは
よく知らないけど
この商品のことは知っている。
そんな状態を作り上げてみたい。
来年はそのことに一点集中したい。
名付けと同じくらいの熱量があれば
きっときっかけはあると思う。
さぁ、冬休みのこの期間に
たくさんの妄想をして良い年を迎えたい。

「看板商品をつくる」
このころからわたしの頭にひろがった次の展望。
現在、その思いが少しずつひろがりはじめた。

なぜそう思ったかについては、次に譲ろうと思うが、きっかけになった出来事についてはこちらでまとめてみた。転機は突然やってくる。そのときには、何かを手放すことが重要なのかもしれない。

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