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葉っぱのブックレビュー

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当工房の営業本部長が10歳のころはじめて挑戦したブックレビュー。ブックレビューを書くことを目的に、宮沢賢治さんの本を選び父と娘のブックトークからはじめました。これはそのときの録音…
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記事一覧

セロ弾きのゴーシュ(4/4)

◆ブックトーク発表 おとう編 葉:ヒカルの碁を読んでみたくなっちゃった。 父:あらら。そ…

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セロ弾きのゴーシュ(3/4)

◆セロ弾きのゴーシュ - 感想の語り合い 父:ゴーシュってどんな人物だろう。 葉:自分が何…

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セロ弾きのゴーシュ(2/4)

◆準備2・ゴーシュに足りなかったものは何か? ◆準備3・ゴーシュは足りないものをどのよう…

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セロ弾きのゴーシュ(1/4)

◇おとうと葉っぱでブックトークをやってみよう・3回目実践編 今回からブックトークの練習に…

土神と狐(2/2)

父:カミサマが殺生をしてしまう。これはもうカミサマではいられないよね。 葉:ふたりとも大…

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土神と狐(1/2)

父:賢治さんの本を読んで感じるのは、いかに賢治さんがふるさと南部の大地を愛していのるかっ…

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狼森と笊森、盗森(2/2)

父:この物語に出てくる人間、原始の人間とでもいうのかな?何をするにしても森におうかがいを立てるんだよね。 葉:「ここへ畑起こしてもいいかあ?」「いいぞお」だね。むかしは自然とそのようにつきあっていたっていたんだね。 父:そう。素朴で謙虚だよね。そして収穫のお供えをする。カミサマにおすそわけするんだ。これは日本人にとってとっても大事な行事だったんだよ。毎年11月23日におこなわれていた。 葉:11月23日?あれ?勤労感謝の日だね? 父:そう。むかしはそうじゃなかった。敗

狼森と笊森、盗森(1/2)

葉:次はなあに? 父:次は『狼森と笊森、盗森』これはおとうが大好きなお話でね。いまでも岩…

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雪渡り(2/2)

葉:この絵がとてもキレイ。「林の中には月の光が青い棒を何本も斜ななめに投げ込こんだように…

雪渡り(1/2)

◇おとうと葉っぱでブックトークをやってみよう・2回目 最近では「面白さを伝える」または「…

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虔十公園林(2/2)

父:面白い資料を見つけたんだ。いまから50年前の国語の教科書に虔十公園林がのっていてね。…

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虔十公園林(1/2)

父:虔十はなんで杉の木を植えたかったのかな? 葉:うーん……。 父:それは誰にもわからな…

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猫の事務所(2/2)

父:では、最大のテーマについて考えてみようか。なぜ賢治さんは半分だけ獅子に同感なのか?残…

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猫の事務所(1/2)

父:おとうは最初に猫の事務所を読んだとき、涙がポロポロ流れて仕方がなかったな。なんてかま猫はかわいそうなんだろうって。そういう感じはした? 葉:うん。どうしてもかまどに戻っちゃう。努力するんだけど、どうしても戻っちゃうのが、かわいそうだなあって……。 父:生まれ持ったものなのかな? 葉:そうなのかなあ? 父:「業」という言葉があるよ。生まれ変わる前の行為によって受ける報いというのかな。仏教の言葉でね。 葉:あ、知ってる。書いてみるね。はい。 父:おお大正解。書き順