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年齢を重ねることの楽しみ方

10代の頃はテニスを週6日やってもなんともなかったのに、30代の今は週に3回が限度になりました。時間的にも体力的にも。
20代前半の頃は徹夜で遊んでいましたが、今は夜の1時を過ぎると眠たくて仕方ありません。

年齢を重ねると体力にものを言わせて無茶をすることがなくなった分、若いころにはできなかった贅沢をすることができるようになりました。
10代の頃は夜行バスに乗って、まだなんのお店も空いていない時間帯に目的について観光すること旅行が主でしたが、今は夜行バスは交通手段の選択肢にはならず、前泊したり、新幹線や飛行機で移動するようになりました。
贅沢とは金銭的な面以外にも、経験してきたことにより知識面が増えてきたので、闇雲に自分の好きを探して突っ走るというよりも、自分の好きなことの見当がついて、ガッカリ体験が少なくなったように感じます。

知識というのは上限がないので、学べば学ぶほど自分の人生を彩豊かにしてくれるように思います。
インターネットがなかった頃なので10代の頃は知識といえば、学校で勉強する内容や友達とのやりとりくらいでしたが、今は仕事で学ぶこと以外にも、本やネットの情報、自分が実際に体験した内容など10代の頃とは比べ物にならないくらい幅広い分野の知識を得ています。
テレビで電車や生き物に関する知識のある子どもが出てきますが、彼ら彼女らの知識量に対して「それ以外のことは何も知らないだろう」といじわるに受け止めるのではなく、自分の好きなことに時間を費やせることがどれほど豊かなことかを理解して、微笑ましく見ることができることも、10代の自分では考えられなかった知識です。
知らないことは存在しないことと同じなので、知識が増えると楽しむべき存在が増えてくるのですから、蓄積されていく知識の総量は年々増えます。
年齢を重ねるにつれて、楽しいことが増えていくのは楽しいことだなぁと感じます。

20年前にはなかった電子書籍で本が読め、10年前にはなかったサブスクで音楽や映画が底なしに楽しめる。ありがたいです。
10代の小学生の頃なんて、お小遣いで買えるCDはシングルCDくらいでしたから、聞ける音楽は一か月に1曲か2曲でした。
それが今やSpotifyやyoutubeがあるので、無料で無限に聞けるのですから良い時代です。
年齢を重ねることをネガティブに考える人がいるようですが、無理やりポジティブに考えるというよりも、ネガティブなことを忘れるくらい楽しいことに浸っていられたら、年齢を重ねることもそこまで深刻に考えずに済むのではないでしょうか。

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