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ありがとう、ABCクッキングスタジオ!

緊急事態宣言なので、多くの飲食店が休業を余儀なくされています。外出の自粛を促されているので、駅前といえども人通りは少なく、お店を開けていてもお客さんの入りは厳しいハズ。テイクアウトやUber Eatsで乗り切ろうとしている所もあり、変化に対応できる所が生き残っていくんでしょう。
そんなわけで、私自身の外食回数は激減しました。もともと自炊をする方なので、家の台所で食事を作ることに何の抵抗もありません。料理を作る習慣がついたのは、間違いなくABCクッキングスタジオのおかげです。

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きっかけは一人暮らしで自分のために作る料理に何となく飽きてしまったから。クックパッドやその他のレシピサイト、料理本の類は結構読み漁りましたが、自分の好きなものしか作らないので味も内容もマンネリ化していました。

ABCクッキングの教室はガラス張りで外から丸見えなのですが、中にいる身としては調理に夢中で外からの視線に気を配る余裕はありません。先生は誰にでもやたらめったら褒めてくれました。野菜の切り方が上手とか、フライパンで炒めるのが丁寧とか、それこそ一挙手一投足。
褒められて、おだてられて、3年ほど通っています。最初は料理コースを習い、その後はパンコース、今はケーキコースも。パンやケーキは、教室で習う分には揃えるものはないのですが、家でやるとなると専用の道具や材料として粉が必要になるので、この3年間に着々と増えていきました。

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ここまで料理にのめり込めたのは、自分の性格というよりも教えてくれる先生がアタリでした。先ほどは「やたらめったら褒めてくれました」と書きましたが、そういうモチベーションを上げてくれることに加えて、「火通りを良くするために鶏肉の皮にフォークで穴を開けていきます、結構力がいりますよね、だけど、そんな親の仇みたいな顔してやらなくていいですよ。」とか「今日作るチョコレートバブカは、材料費が高いです。家で作ろうとしても、チョコレートを安いのにしちゃうと出来がイマイチになるので、チョコレートはケチらない方が良いです。」など、自分の気持ちが楽しくなるような授業をしてくれる先生に出会うことができたからです。

難しい言い回しや専門用語をなるべく避けて説明してくれた先生方の真似をして、私が仕事でお客さんと話をする時にはとにかく相手が受け止めやすく、理解しやすいように話すことを心がけています。

バブカ

今はネットでレシピは簡単に検索すれば出てきますが、作ったことのない料理は何が正解なのかは手さぐりになってしまうことが往々にしてあります。例えば、鶏の唐揚げ。作ったことがなければ、鶏肉にまぶす粉は何なのか。170度で揚げたいけど、どうやって温度を測ればいいのか。揚がり終わりはどのようにしてわかるのか。などなど。

鶏の唐揚げを作る機会が10回あれば、トライアンドエラーで段々うまくなるのでしょうけれど、人に習えば1回目でとりあえずゴールがわかります。2回目以降も一人で再現ができるかどうかは人にもよるでしょうけれど、出来上がった料理が自分の想定していたものか否かの判断はできます。

人に習うということは自分で試行錯誤する時間をなくすことなのです。周りに教えてくれる人がいない環境であれば、ネットで調べたレシピで試行錯誤するしかありませんが、それにはどうしても時間がかかります。私は通って良かったなぁと実感しています。

ケーキ

ABCクッキングスタジオに行くまではパンを作ることなんてしたこともなかった私が、緊急事態宣言の間に何回パンを焼いたことか。ABCクッキングスタジオでは1人の先生に4,5人の生徒がつくのですが、「どうしてこの工程が必要なのかな」と疑問に思ったことはタイミングを見計らって質問しちゃいます。教える方はプロなので、毎回即答で教えてくれます。

自分の知らなかった世界の知識を知ることがとても楽しいのです。調理とは、「こうすれば、完璧!」というような一つの答えがあるものではなくて、「こうしたら美味しくなる」というコツが要所要所に散りばめられているスキルです。そのままでは食べられなかった材料が、調理というスキルによって、食べることのできる料理に仕上がっていく。

緊急事態宣言の間は、料理をする時間はたっぷりあるので、ABCクッキングスタジオで教わった料理の楽しさを存分に味わおうと思います。
ABCクッキングスタジオの会員ではない人でも見えるレシピがあるので、料理ができる人はぜひぜひチェックしてみてください。


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