ありがとう、NOWVOICE!
お皿の洗い物などちょっとした家事をしている時に、NOWVOICE(「ナウボイス」と読みます)というアプリを使っています。NOWVOICEはアスリートが今思っていることをラジオのようにしゃべっている音声を聞くことができるアプリです。
アスリートは今日(2020/5/8)時点で16人。
種目はサッカー、テニス、バドミントン、ゴルフ、プロレス、ラグビーなど様々です。
スポーツニュースをあまり見ないので、「種目は知っているけど、この選手は名前も知らなかった」、という人も申し訳ないけどいました。だけど、調べてみるとその界隈では有名で、第一線で活躍をしている人で、その人が今、何を考えているのかを聞くと勇気をもらえます。
聞いていて思わずメモをとったのが、ラグビーの五郎丸選手のトーク。
今すぐ世界中から新型コロナをなくすということはできないけれど、外出できないこの期間に何をやるかは自分で決めることができる。そうやって、コントロールできることとできないことを分けて、自分がコントロールできることに時間を使おうというお話。
言葉遣いがすばらしく、授業みたいでした。
今の自分では手に負えないことに時間を使って、悶々とするのではなくて、自分ができることは何なのかを考えることは今ならできますよね。周囲に流さずに自分の頭でしっかり考えることに時間を使おうと心に刻みました。
バドミントンの奥原選手が話していた話は、思うように外出ができない今の時期にぴったり。
「やっほー、みんな元気?」から始まった奥原選手の明るさからは想像ができない、ヒザの大けがをした時のリハビリ体験を語ってくれました。
これまで当たり前のように動いていた足が、ケガによってピクリとも動かない。頭では動け動け、と思っているのに自分の足とは思えないほど動いてくれない。病院の外に出るなんてとんでもなくて、ベッドの上でひたすら回復するのを待ち、限られた時間の中でリハビリをするしかない日々。そんな状況でもライバルや他の選手は練習時間を積み重ね、自分との差をどんどん広げていく。
奥原選手が話してくれた内容を聞いていて、トッププレイヤーと呼ばれる人たちでケガをしたことのある選手はみんな経験していることに気づきました。ケガした自分にできることのあまりに少ない状況、それがいつまで続くのかわからない不安。トップアスリートは肉体的だけでなく、精神的にも強くないとなることができないんだと思います。
ケガから復帰して、また競技に戻りたいと思う気持ちは、並大抵の強さではありません。
それに比べたら、というと語弊がありますが、世界中で外出自粛になっている今の状況はそれほど、過酷な状況ではないのかもしれません。もちろん、家でできるトレーニングには限りがあるので、満足な練習はできないかもしれませんが、身体を休めることができますし、海外遠征で移動が忙しいわけでもない。ケガで戦線離脱してしまうことに比べたら、前向きに時間を使えるように思うのです。
ケガからリハビリを経て、競技に復帰した経験のあるアスリートは今すぐ配信なり、ブログなり、YouTubeなりで発信して欲しい。心の持ちようが学べるように思うのです。
五郎丸選手と奥原選手が話していたトークテーマは、「日本の子どもたちへ」というもの。素晴らしいじゃないですか。子どもだけじゃなく、大人も元気がもらえます。もらえました。
ありがとう、NOWVOICE!
自分がこのテーマで5分でも10分でもいいから話すことになったら、何を話すかなぁと考えます。こんな時だからこそ、希望をもって、気持ちを明るく、前向きにするような話をしたいものです。
アスリートの声もぜひ聴いて欲しい。
5月いっぱいは無料で聞くことができるので、NOWVOICEぜひとも聞いていただきたい!