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旅行好きにとってのコロナ禍の複雑な気持ち

コロナの前はこんなに人出が多かったんだっけ?と驚いてしまうほど、街には人があふれています。
そして、街に限らず、電車やバスの交通機関、観光地やホテルなども観光客や宿泊の予約者であふれてます。
コロナ禍の時に外出している人があまりに少なかったので、それに慣れてしまった私は人混みがとても苦手になってしまいました。

コロナ禍の時は割とお得だった宿泊料金もコロナ禍前の金額に回復してきているので、通常料金より安い上に人が少なかったというのは旅行好きにとっては良い時代だったなぁと懐かしく思います。
懐かしく思うだけならまだしも、その頃より値段が上がった上に、人混みが増えてかえってストレスになるので、なんだか損したような気分になってしまいます。
人混みが生まれるということは景気が良くなるには必須なのでしょうから、経済の回復に人混みは必要なのでしょう。
その理屈はわかります。わかりますが、旅行するコスパが悪くなったことを否めない気持ちが拭えず、同じような葛藤・悩みを抱えている人はきっと私だけじゃないと信じたいです。

だって、当時の旅行代金と同額ではその時泊まれた宿には泊まれないのですから。
一度知ったおいしい思いはなかなか忘れわれません。あの頃は楽しかったなぁ。
なんだか文章を打っててだんだん悲しくなってきましたが(笑)

温泉にも何回か行きました。
温泉旅館に泊まった時に何をしていたのかを思い出してみると、こんな感じです。

  • 早めにチェックインをして大きなお風呂に入る

  • 18時とか19時に食事をする

  • 食事のあとはもう一回お風呂に入ったり、部屋でのんびりする

基本的に日常生活で行っているお風呂と食事以外は何もしていないのです。
旅館の方はごゆっくりお過ごしください、と言ってくれます。
早めの食事をした後にのんびりすることは、外出先が人で溢れかえっている今の状況でもやりたいことなのか、と考えてみると、家でできるしな、と思ってしまいます。

食事の後にのんびり過ごすということは、家でもできそうなので上に書いた
夕方くらいにお風呂に入り、
早めに夕飯を食べ、
食事のあとは何もせずにのんびり
をして実験でやってみました。

やってみた感想としては、「家でものんびりできるし、暇すぎる」です。
温泉旅館で過ごすことを前提にした実験だったので、家にある漫画や録り貯まっているテレビ番組を見ることはNGにしてみたのですが、とても暇です。
外へ出るとか、何かしたくなります。
もちろん、温泉旅館なので家とは比較にならないくらい大きくて種類豊富なお風呂、自分で片付けする必要のないおいしい料理があることはわかります。
しかし、コロナ禍の割安感がなくなってしまった金額を出してまでのんびりしたいかというと、今はそういう時期じゃないと結論に至りました。

コロナ禍で旅行した際には温泉旅行に行ったはずなのですが、チェックインするまでに動き回っていたので夜はのんびりというより早く寝てしまったので、のんびり=寝ることになってしまいますが、今は温泉旅館にはいかなくても良いかもと思い始めています。
ましてや高級という冠がつく旅館に泊まっても、値段相応に恩恵にあやかれたり、充実した時間を過ごせるイメージがわきませんでした。
静かな時間を過ごすといっても、家でも出来ますし。。夜はぐっすり眠れますし。

のんびりしにいくことが目的の温泉旅館に行くことは、私はもう少し年齢を重ねてからでよさそうです。


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