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17歳で出来ることってあんま無い

16歳、世間から完全な"高校生"と認められる。
カラオケやゲーセンに夜まで居れる。
これだけでも学生からしたら凄い特権だ。

18歳、法律上としても一人の大人として認められる。
お酒とタバコと人殺し以外ならなんでも出来そうな気がする。

じゃあ17歳はどうだろうか、特段出来ることも増えないし、
入学とも卒業とも均等に離れた位置にある。
まるで「あと半年で誕生日ですね」と祝われた気分だ。

それでも一応17歳で出来ることはいくつかあるらしい。

・自家用の飛行機、ヘリコプターなどの操縦免許を取れるようになる。
・日本で警察官および消防士に採用されることが可能になる。
・400ccの献血ができるようになる(男子のみ)。

なるほど、今のところ警察官や消防士になる予定もないし、
家にヘリポートもない。すると残るのは献血のみ。

今日は本来中学校の友達と同窓会のようなものを開く予定だったが、
キャンセル者が多数出たため中止になった。
暇を持て余した私は、誕生日に買ってもらったリュックに付ける
新しいキーホルダーを探しに出掛けることにした。
無論、そのリュックを背負って。
もはやリュックを背負うために出掛けているようなものだった。
そして私は、駅で献血募集の看板を持って叫ぶ人を見た。
私はこないだ調べた献血の話を思い出した。
献血に協力するかしまいかまごまごしているうちに、
私の足は私自身をかなり遠くへ追いやってしまった。

こうなってくると、本格的に自分が17歳ではないような気がしてきた。
というか、17歳に相応しくないような気がしてきた。

昔から「大人びているね」と言われてきたし、言われるのが好きだった。
しかし、大人びた子供が大人になってしまえばそれはただの大人であって、
むしろ表面上の恭しさだけでは、逆に幼稚に思われてしまう。

なんでこんなことを書いているんだか分からなくなってしまった。
本当はもっと書きたいことがあったはずなんだが、
いつの間にか年齢の話に変わってしまっていた。
変わったというかタイトルの時点ですでに違う。

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