気がつけば、子離れしてなかったおかんの話
いきなり創業400年の酒蔵代表になった元普通の主婦、宮崎朋香です。
急死した弟が必死で復活させた酒を守るため、山口県山口市の商店街の酒蔵で代表をしています。
noteでは、いきなり社長にならざるをえなかった時のドタバタした話や、お酒造りの話、山口のいいところ、趣味の話などを書いていきます。
今回は、子離れしてなかったオカン…それは…私の話です。
無事に息子の大学合格が決まってからは、
怒涛の手続きや引っ越しの手配でバタバタする毎日。
初めての事で、親の私もあたふたして何をやればいいのかわからないまま気がつけば、4月を迎えました。
4月1日に宮崎へ。
山口から5時間半かけて行ってきました。
道中では、よくテレビの台風のニュースのときに出てくるあの椰子の木が見えてきます。
この道は引っ越しの買い出しのために何度も車で通ったので、この景色もだいぶ見慣れてしまいました。
大学のキャンパスは、桜も皐月も藤も同時に咲くくらい暖かかったです。
4月1日に鍵を譲渡ということもあり、ホームセンターはこの日から引越しをして入居するであろう人達でごった返していました。
取り寄せでなく、すぐに持ち帰れるものをみんな買い漁るという親心、多くの親は子供のために一生懸命なんですが、子供は親の心知らず。
疲れのせいか、手軽にラーメンを食べたのに口の中を5回も噛んでしまいました。
唇はいかりや長介並みの腫れになってしまい、この怒りをどこにぶつければいいのか!
とりあえず、その日は早めに寝て忘れることに…
次の日は、ホームセンターで購入した家具を組み立てる作業。
最近の家具は、組み立てが楽でした。
その後、氏神様へご挨拶へ向かいました。
これから、4年間お世話になります。
よろしくお願いします。とお伝えして帰りました。
午後には帰らないと時間がない為、息子と別れました。
その時は、「じゃーね」
案外さらっとしたお別れだったなと思っていたんです。
帰りは、渋滞に巻き込まれ10時間くらいかかって山口へ戻りしました。
帰ってきてからが、つらかった。
いつも息子がいたのに、部屋にいない現実。どんどん寂しさが込み上げてきました。
末っ子だったということもあり、大丈夫かな? 出来るかな? 心配が絶えず完全に息子ロスになりました。
子離れできてないのは、私やん…
と今更ながら思ったのでありました。
息子から入学式の写真が送られてきて、お昼ごはんは何食べた? ってライン送りました。
すると「ハンバーグ」「うまかった」
とだけ返信が届きました。
学食でしっかりご飯を食べているようなので安心しました。
やれやれ
いい加減、私が息子から卒業せねばと思うのでした。
宮崎に行ったからには これだけは食べておきたい と心に決めていたものがこちら。
炭火焼きとチキン南蛮。
口が痛くて少しずつ食べたので次回こそ思い切りかぶりつきたいです!
そんなこんなで、おかんは子離れできていなかったという事実!
真摯に受け止めます。
山城屋酒造は、女性が気軽に日本酒を飲むきっかけをつくりたい!と、 山口テロワールを大事に田植えから酒造りをしています。
山口の豊かな自然の中で育んだ米と水をつかい、山口県産にこだわった日本酒を造っています。山城屋のお酒があなたの笑顔のきっかけになりますように。
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