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選挙に行きたくない。


投票前の7月8日に書いた日記。
下書きの時点で投票日も過ぎたのでお蔵入りにしようと思っていたけれど、今更ながら記録用に出してみようと思う。

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このタイミングで、こんなことを書いたら怒る人もいるかもしれないけど
正直な気持ちを言うと選挙に行きたくない。
とは言え実は期日前投票はもう終わらせていて、投票したんです。

でもこの数日選挙に行きたくないと言う気持ちがあまりにも何度も何度も溢れてくるので正直に書いてみようと思います。



投票前になると選挙に行こう!という言葉がSNSに溢れる。それはいいことだと思う。
私も行くし、行ったし。

でも、

私たち一人ひとりの1票がとても大切だから。
あなたの力で国を変えることができるから。
あなたたちの力で子供の未来を変えることができるから。
大切な1票を投票しよう!って

言葉が溢れるタイムラインを見る度に
毎回気持ち悪さを感じる。


みんな本当にそう思ってるの?
ほんとにそれを実感した人ってどれぐらいいるんだろう?
あなたの票が日本を変えた体感はあるの?


自分の一歩が世界を変えることってあると思うし、その現場は見てきたから信じてる。

でも”自分の一票が政治を変えた感覚”ってどのくらいの人が持ってるんだろう?

私は全く持ってない。

2009年だっけ?
政権交代して民主党が政権を取った時。
こんなに大人が騒いでいて、ニュースも騒いでいて、
テレビを見ながらこれから日本は変わっていくんだろうなと思ったけど、
一瞬の幻のようにお祭りのように失速して何事もなかったかのように自民党に戻っていった。
あんなに大人が騒いで、政治家が自信たっぷりに豪語して、コメンテーターとか芸能人が色んな予測をして日本が変わる!!って言っても予想が大きく外れて変わらないことってあるんだな。というのが20歳で刻まれた正直な印象だった。

その後私に強く記憶があるのは三宅洋平が出てきた時。
また何かが変わるのかもしれないって感じた人は多かったと思う。
選挙に行こう、選挙に行こうってタイムラインは大盛り上がりして
渋谷に若者が集まって、周りの友達もすごく真剣に選挙について議論している人も多くて、大人だけではない何か動きそうな渦をすごく感じたのを覚えてる。

でも蓋を開けてみたら何事もなかったかのように自民党が圧勝していて驚いた。

結局Twitterで見てる世界は自分が好きなものを好きな風に選んでフォローして同じような人たちを周りに集めてるだけ。
ツイート見てるとなんかもう世界がそうなってるような気分でいるけど、
それ自体がとても狭い小さな世界なわけで。

そのことに気づいていないまま盛り上がっていたのだろうかと、
若者のタイムラインと政治を動かす年代のタイムラインの大きな差に愕然とした、

埋められない何かを感じた。


選挙の前だけみんなお利口さんになって
急に優等生のように投票行こうって投稿する。
白紙でもいいから、投票率を上げようとか言われても、この開票結果を見ても本当にそう思ってるのか聞いてみたい。

私からすると自民党を応援している人と
この人たちが世界を変えます!って新しい政党を応援している人も
陰謀論を信じている人も
精神構造としては同じ仕組みなんじゃないかなと思う。
ベクトルがどこに向いているかの違いしかない気がする。

そこに体感が伴ってないから。

自分で考えて納得してやってるというよりも、クリスマスの前に早く彼氏作ってリア充しなきゃみたいな感じの感覚で動いてる感じが拭いされなくて、
流行ってるから、これにするみたいな
地に足がついた感じを感じないから
私は結構恐怖感すら感じるし、すごくモヤモヤする。


陰謀説で、あの襲撃はお芝居だって言う人が
「その動画を見れば違和感に気づきますよね?」
とか「見たらわかりますよね?」って言うけど
私はその動画を見ても正直違和感を感じなかったし
どこに違和感があるのか全然分からなかった。
「見たらわかりますよね?」って言われると、分かってないといけないように感じてしまう。
結局一つの方向に誘導しておいて、愛とか言われるとまたもやっとする。


この国であんな公共の場で、まさか撃たれるなんて思わないだろうなって思っちゃう。
私があの場にいても、棒立ちしてると思う。
サッとしゃがむ様な危機回避能力、今の日本人ほとんどないよね。町は平和だもん。


政治に偶然はないという言葉もあるけど、
そうだったとしても、
(そうだとしたら、日本って今のいる?!あれ何だったん?!なんの無駄?!って思うことあり過ぎて、そこまで計画的になされているようにどうしても感じられない。この後の展開があるとしても、そうじゃないやり方も沢山あったと思う。)

真実を見ようとしているというより、陰謀説という新しい信仰みたいで不思議な感じがする。

そしてスピリチュアルリーダーみたいな人にそういう傾向が多く見えるのも興味深いなと思っている。
陰謀論は私だけが真実を知っているから救えると思わせてくれる陶酔効果があると思う。

勿論全員じゃないよ。
私は尊敬している人も沢山いるし、
中立が真実で正義とも思わない。

政治活動している人の中に
ものすごく腹の底から政治に対する気持ちが伝わってくる人は実際いたし、見ていて一緒に胸が熱くなったし、私もその人を応援してる。
暑い中の選挙活動を見ながら本当に頭が上がらないなって思った人もいた。

起業して税金を納めるようになってから政治に対する見方が少し変わった。
会社ってのは1人で稼いでるわけじゃなくて、
仲間とみんなで稼いだお金だから。
そのお金を何に使ってもらいたいかってリアルに考えるようになってくる。

自ずと日本の未来も考えるし、
自分がこれから本当に日本で起業し続けたままでいいのかって言うことも考えるようになってくる。


そう、この記事で私が言いたいのは、
どこの政党がいいとかそういう話しではなくて。

自分の感覚・自分の思考・自分の気持ちで生きている人がちょっと少なすぎるような気がするって話しなんだ。

「選挙いきたくない!めんどくさい!
暑いからマジでオンラインにしてよ〜
でもどこかに投票したい!もうよく分かんないけど、◯◯さんが好きだから入れます!ってか、本当に投票して意味あんの?!なんで開票始まった途端に当選確実になるの?誰か教えて。ってかみんな死んだら偉人みたいに讃えて呟くけど、生きてるうちは悪口しか言えないのかな。」
っていうのが最近の正直な気持ち。


こんなこと豪語して
誰かに怒られそうだけど
私は選挙に行くよりも
自分の仕事の方がよっぽど世界を変える気がしてる。

小さすぎる一歩だけど、確実に意味があると思ってる。

選挙行くより、ラボ(私がやってるHolders&Mentors Laboっていうセッションする人の為の講座のこと)やったほうがいいと思ってる。

そしてこの体感は誰しも持てるんじゃないかと思っている。



投票で悩んでるくらいなら、私の晩御飯食べた方が元気出るで!(誰)
とか
私の塾の授業の方がよっぽど面白いわ!
とか
私のダンスは人の意識に働きかける!とか

そんなことの中の1つに

私の選挙活動は日本を変えるっていう感覚があるような世界だったら・・・

とっくに世界は変わっているんだろうか。

でも私は誰かのご飯が人生を変えたり
スーパーのおばちゃんの挨拶で救われたり
そういうことって今まで沢山あったから
本当にそう思うんだよね。

どんな小さなことでも、自分の日々の行いに誇りが持てると
意図を持って、世界と出会っていけると
どこにいて、何をやっていても、
面白くなっていくような気がする。

誰かの応援ばっかりしてる人いたら、自分の応援しなよ。頑張ってください!じゃねーよ、お前もな!どんな小さなことでもいいからリングに立てよ。

って時々思う。
でも7年くらい前まで
私は会社の歯車にもなれない無力さと無価値感を感じていたから、そう思えない気持ちもすごく良くわかる。


だから、私は仕事を頑張ろうと思う。




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