インド グジャラート州の話#1🇮🇳
みなさんこんばんは🌆
今夜もnoteを書いていきたいと思います🙆♂️
久しぶりのインドネタです(笑)🇮🇳
ちなみに、これまで配信したインド関連記事は、マガジンにまとめておりますので、よかったら見てくださいね◎
◾️グジャラート州の話
インドには何回か出張に行きましたが、最も多く訪問した州が「グジャラート州」です✈️
今日は同州のビジネス環境をテーマにしたいと思います🙆♂️
グジャラート州は、マルチ・スズキの記事等で何度か触れていますが、インドの中ではかなりビジネスが熱いエリアになっています🔥
ちなみに、グジャラート州の場所はココ↓です。
インド西部に位置する州でパキスタンに隣接しています。
(出所:GoogleMapより筆者編集)
グジャラート州のビジネスが熱い理由はいくつもありますが、今日は大きく以下のトピックについて紹介します🙆♂️
①スズキの大型工場がある
②JR東日本によるインド新幹線事業
③中東・アフリカ市場へのアクセシビリティ
◾️スズキの大型工場
グジャラート州最大都市の「アーメダバード 」の西部には、スズキの子会社「スズキ・モーター・グジャラート」の大型工場が稼働しています。
2018年に鈴木修会長が発表したスズキのインド事業構想では、「2030年までにインド国内年間販売500万台」を目指すと謳われています。
500万台という規模は、現在の販売台数の3倍以上で、毎年工場のラインを2ラインずつ増やさなければ達成できないような途轍もない計画です🙃
足元はコロナ禍で不透明な情勢であるとはいえ、目標に向けて、スズキは着実に生産台数と販売チャネルを増やしていくことが想定されます。
そして、この500万台生産のメインを担うのが「スズキ・モーター・グジャラート」のグジャラート工場なのです!
今後、スズキの生産体制の拡充に伴い、多数の日系サプライヤーのグジャラート進出が見込まれるのはもちろんのこと、工業団地やホテル、サービスアパートメントといった不動産事業、産業用人材の育成といった教育産業、交通インフラ投資等、幅広い分野でグジャラート投資が活発化しそうです🙆♂️
◾️JR東日本 インド新幹線事業
2015年、当時の安倍首相とモディ首相の首脳会談で、インド初の高速鉄道計画に「日本式新幹線」を導入することで合意がなされました🚅
以来、JR東日本主導で事業が進められています。
足元では、やはりインドに進出する企業が常に悩まされる土地収容問題が発生しており、工期が大幅に遅れていますが、研修センターや試験路線が竣工するなど、ゆっくりではありますが事業は前に進んでいます。
(不動産登記や政府発行の土地権利書等の制度がなく、過去の売買契約に依拠するインド特有の不動産環境は、大型インフラ事業には特に足枷になります😭)
今回、新幹線が走る地域も「グジャラート州」。
「アーメダバード」からマハラシュトラ州のインド最大の都市「ムンバイ」まで繋ぐ計画です。
まだインド新幹線事業はこじれている状況ではありますが、将来的には、インド最大の都市「ムンバイ」とグジャラート州各地が新幹線で結ばれ、インド経済を牽引していくことは間違いないですね🙆♂️
◾️中東・アフリカ市場へのアクセシビリティ
グジャラート州は地理的に中東やアフリカ市場へのアクセスが容易です✈️
スズキはグジャラート州の地理的優位性を生かし、インド国内市場のみならず、同州から中東や東アフリカ市場へ積極的に自動車を輸出していくことを検討しています。
インド市場で成功を収めている「ユニチャーム」や「ダイキン」も次なるフロンティアとして、インド経由のアフリカ市場アクセスを目論んでいます🙆♂️
(数年前からユニチャームはグジャラート州に工場を稼働しています。)
まだまだインド事業が軌道に乗ってきている企業は少ないですが、今後、「ToアフリカViaインド」のトレンドが盛んになってくると思います◎
今日は、主にグジャラート州のビジネストレンドについて紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか??😄
実は、インドのモディ首相、以前はグジャラート州の州知事をやっていました。
規制緩和を積極的に進め、産業集積を進めた州知事時代の功績が評価されて、首相にまでなったわけですね!
グジャラート州に関するトピックはまた配信させていただきます!
それでは👍👍👍👍👍
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