見出し画像

心を磨くように靴を磨く。

趣味の1つが靴磨き。
昨年、自分の心の中で1ミリたりとも予期していなかった革靴ブームが来た。

その結果私は、

ジーンズにハマり、革小物にハマり、ヴィンテージが好きになり、革物をケアするセットを揃え、

19歳にして典型的なイケオジ路線に虜になった。

革特有の「味」に魅せられた。

たぶん、年齢相応よりも背伸びしてる。いや、確実に。

でも、背伸びしたことで得られたものが2つあった。

1つ目はモノを大事にする大切さを実感できたこと。
簡潔に言うといろんなモノにハマって、経済的には大ダメージを食らった。ただ、モノにこだわることで1つ1つに愛着が湧いた。

2つ目は心を磨く時間を作れたこと。
意外と、大学生は忙しい。日々の喧騒の中で授業や課題、バイトに追われて心を落ち着かせることが可能な時間もなかなかない。

持ち物にこだわったことで愛着が湧いた結果、それまでモノの手入れをするのが苦手だった私が、進んでモノの手入れをするようになった。
特に革靴。
やっぱり「味」にこだわりたくて。

揃えたケア用品を使用して、週末の1時間で磨き上げる。この作業が好きで好きで堪らない。
普段は忙しいのに、この1時間だけは自分の心と対話できている気がするんだ。

流れる日々の中で、自分はどうしていたいのか、どうなりたいのか。そんなことを考えながら。

1時間考え続けても答えは出ないんだけど、靴を磨きつつ心を磨ける、心と対話できる、側から見れば特に何の生産性もないような時間だけれども、私はこの1時間が大好きだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?