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RAW現像の方必見、ダイナミックレンジせまくしてる!?カメラ設定を見直して、手間を大幅削減出来る方法!

カメラ設定を少し変えるだけで、時間の節約と撮影枚数が増やせる方法があるのですが、理屈を理解すればなんて事のない話w
では、サクッといきましょう!



結論からいいます

クリエイティブスタイ(SONY) (雰囲気を変える画作り設定の事)の、風景、ポートレート、スタンダードなどの設定により、カメラ本来のダイナミックレンジが狭く表示されているとゆう事。

Canonは、ピクチャースタイル
Nikonは、ピクチャーコントロール

さっそく設定手順を

カメラ設定のクリエイティブスタイルを選択(使用機材α7RⅢ)
ポートレートを選択して下さい。

コントラストを「−3」に下げます。

これで終わりです。

ポートレートじゃなくてもいいのですが。
もともと、コントラストが低い方がいいと思います。
色々試してみてください。

では検証を、
ゼブラ表示にした時の、モニターの比較を見てください!

(ゼブラ表示とは、白とび部分を撮影前に表示してくれる便利機能、
ゼブラ部分が、白とび箇所です。)


(被写体は子供が保育園で作った七五三のですw)
※室内で光の変化は最小限になるようにしています

クリエイティブスタイル 風景
クリエイティブスタイル ポートレート
クリエイティブスタイル ポートレート コントラスト−3


このように、コントラストの低いものほど白とび、黒つぶれになりにくい結果になりました!


jpeg撮って出しで
白とび、黒つぶれの比較をしていきます。

jpeg撮って出しでモニター、ファインダー表示の再現です。
PhotoshopのCamera RAWで開き、左の白とび側は露光量0.0で白とび表示されなかったので、露光量+0.5に統一してあります。

赤色部分が白とび範囲
青色部分が黒つぶれ範囲


クリエイティブスタイル 風景 jpeg
クリエイティブスタイル ポートレート jpeg
クリエイティブスタイル ポートレート コントラスト−3 jpeg

jpegでもカメラのモニター表示と同じように、コントラストの低いものほど白とび、黒つぶれになりにくい結果になりました!

さらに、ここでわかる事は、
レタッチソフトで読み込む事で、白とび、黒つぶれ範囲が減ったとゆう事です。
とゆう事は、カメラ側の表示は、白とび、黒つぶれ表示されやすいとゆう事ですね。


ここからは、RAWデーター比較

それではjpeg比較を踏まえて、
RAWデーターを、PhotoshopのCamera RAWで開き、プロファイルをカラーにした状態で統一し、白とび、黒つぶれの確認です。
(白とび側は露光量+0.5して、jpegと合わせます)

RAW 風景 白とび確認
RAW ポートレート 白とび確認
RAW ポートレート コントラスト−3  白とび確認


黒つぶれ側はどうでしょう。
(RAW黒つぶれ側は別日に撮影したので、jpegより若干暗くなってしまいました、すみません)

RAW 風景 黒つぶれ確認
RAW ポートレート 黒つぶれ確認
RAW ポートレート コントラストー黒つぶれ確認


ここでわかる事は、撮影時に設定した、クリエイティブスタイルはRAWデーターには、反映されないので、全てが同じ色、同じ明るさになりますね!
それと、
jpegよりも、RAWデーターの方が白とび、黒つぶれしにくいとゆう事!

とゆう事は、
撮影時にRAWデーターに近い表示をしておけば、カメラ本来のダイナミックレンジが把握できますし、

ハーフNDや露出ブレンドなど、輝度差がを埋めるような作業をしなくてもいい場面が増える事になります!

これが言いたかったw


さらにRAWに近づけるには

で、さらにRAWデーターの状態に近づける方法がこちら。(SONYユーザー)
※他メーカーさんは調べてみてください。

ピクチャープロファイルを選びます。


PP10を選択してください。

このピクチャープロファイルとは、主に動画用のプリセットのようです。クリエイティブスタイルよりもフラットな仕上がりになり、より白とび、黒つぶれが抑えられた、表示になります。

デメリットとして、コントラストと彩度が低いので、構図が決めにくい事です。なので私の場合、「ポートレートのコントラスト−3」で撮っています。お好みで使ってみてください。
参考まで、「PP10」の確認画像です。

RAW PP10 白とび確認
RAW PP10 黒つぶれ確認

とゆう事で、いかがでしたか?
私は、2年ほど紹介した設定で撮影していますが、設定やシャッタースピードで迷うことが少なくなくなりました。
他にも多くのメリットあると思いますが、実際に撮影してみて、よかった点、悪かった点、是非教えてください。

最後に作例を、
輝度差の大きな2枚ですが、フィルター、露出ブレンドは使わずに撮影しています。


非常に説明が難しかったので、不明な点があれば、下記にでもお気軽にどうぞ。

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