菅原ゼミで読んだ短編小説の書評を順次掲載していきます。書評は全てゼミ生が書いています。授業期間中の毎週末ごろ更新です。
※ネタバレありですので気になる方はお気をつけください。
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2022年6月の記事一覧
シャーリイ・ジャクスン「くじ」書評(評者:リュウ・ジュンケイ、高瀬晴基)
シャーリイ・ジャクスン「くじ」(『くじ』収録)
評者:リュウ・ジュンケイ
皆さんが知っている「くじ」はおそらく年末ジャンボ宝くじのような、当たった人が賞金やプレゼントを貰ったり、幸せを感じるものだと思う。しかし、当たったらひどい目に遭うくじというものを聞いたことがあるだろうか。
この物語ではとある村で行われている行事で300人の村民がくじを引き、当たった人を集団で殺すという悲惨な話である。