体脂肪率の変動に一喜一憂するな!
この記事を一言で説明するならば、
「体脂肪率を信じ切るな。」
「体脂肪率は自分でコントロールできる。」
という内容です。
先に結論を説明すると、
★体脂肪率はその時の体内水分量で変わる
★水を飲めば体脂肪率は減り、汗をかけば体脂肪率は増える
★汗をかいても脂肪が減る訳では無い
となります!
体脂肪率の疑問
質問①
「お腹周りの脂肪がつき、
最近太ってきた自覚があるのに、
体脂肪率が減っているのはなぜ?」
質問②
「ランニング後に体重を図ると
1.5㎏程落ちているのに、
体脂肪率は増えているのはなぜ」
こんな質問をよくいただきます。
これ確かにあるあるなんですよね!
今日は、体脂肪率の事についてご説明していきます。
体脂肪率とは
まず、体脂肪率とは何って話ですが、
体の中に含まれる脂肪(質量)の
体重に対する割合の事です。
簡単に言うと、
『体重の何%が脂肪なのか』
を判断する数値です。
体脂肪率の求め方と適正値
体脂肪率を求める計算式は、
脂肪量÷体重×100となります。
例えば、脂肪量15㎏、体重65㎏の人であれば、
15÷65×100で23%となります。
男女の体脂肪率標準値は下記の通り。
男性は10%~20%が標準
女性は18%~28%が標準
当然、男女共に標準値以上になると
メタボリックシンドロームや生活習慣病など、
様々な病気のリスクが上がります。
逆に標準値以下の場合も、
ホルモンバランス、
自律神経の乱れなど様々な障害をもたらします。
体脂肪率=脂肪の変動では無い!
結論から言うと、
体脂肪率が減る事と脂肪が減る事は無関係です。
間違っても、
「体脂肪率が落ちたから痩せた」
とは思わない様にしましょう!
脂肪がついた気がするのに、体脂肪率が減った。
『お腹周りの脂肪が着いたのに、体脂肪率が減っているのは何故?』
こういったご質問もよくあります。
答えは、
『筋肉量や水分量が減っている可能性がある』
って感じですね。
単純に、脂肪以外が減れば、
脂肪の割合は高くなりますよね!
筋肉5(50%)で脂肪5(50%)の
合わせて10(100%)の人がいて、
もし、筋肉が4(40%)に減った場合、
脂肪率は6(60%)となります。
何かが増えたら、何かは減るし、
何かが減ったら、何かが増える。
それが割合です。
本当に痩せている以外に体脂肪率が減る場合、
まず目を向けるのは体脂肪率以外です。
筋肉量や水分量などですね!
汗をかいたら痩せる=大間違い
『サウナで汗をかいた!体重も減っているそ痩せたかな?』
答えはNOです。。。
『汗をかく=痩せるとは関係が無く、むしろ体脂肪率は増えている可能性もあります』
「ランニング直後に体重が1.5㎏も減ったが、体脂肪率は増えていた」
これも良くある話ですよね。
先ほどの「筋肉量が減る=体脂肪率が増える」
と同じ様に、汗によって水分量が減り、
結果、体脂肪率が増えている事になります。
ここで察しの良い方は気付くと思いますが、
水をたくさん飲めば体脂肪率を下げる事ができます。
ただもちろんですが、
水を飲めば脂肪が減る訳ではありませんのでご注意を。
※体脂肪率が高い場合、シンプルに脂肪が多いのか、筋肉が少ないのかを見極める必要があります。
体組成で見るポイントは?
ここまで体脂肪率についてお話してきましたが、
体組成計を使用する時は
何に注目するのが正解なのかです。
見るべきポイント① 筋肉量
最も重要なのは断トツで筋肉量です。
ダイエットやボディメイクをしている方なら
気になるポイントだと思いますが、
そうでない方にとっても筋肉量は
非常に重要な要素となります。
例えば、若い女性の方で、
「筋肉は付けたくない」と
思っている方にとっても重要です。
むしろ、若い女性こそ筋肉を付ける、
維持する事でダイエット効果や、美容、
最終的には健康寿命を延ばします。
見るべきポイント② 脂肪量
2つ目は脂肪量です。
基本的に脂肪量は嘘をつきません。
汗の状態や食べた物によって
いちいち変わる事が無いでので、
常に信憑性のある数字です。
見るべきポイント③ ウエスト
意外な場所ですが、
ウエストも非常に重要です。
基本的に体脂肪は大きな血管が集まっている部位から
落ちていきます。
それは当然、お腹周り(ウエスト)です。
ウエストを図り、減っていれば
脂肪量が減っていると思ってまず間違いない
かと思います。
まとめ
最後にまとめです。
体脂肪率は多少自分でコントロールする事が出来ます!
水をたくさん飲んで体内の水分量が増えれば、体脂肪率は減るし、
筋肉が減れば逆に増えます。
どうしても体重や体脂肪率だけが
ダイエットの判断材料にされる事が多いですが、
最も重要な事は筋肉量と脂肪量です!
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