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ザ・コレクターズ/夢見る君と僕~隠れ名曲、名演コレクション。

 今日は偶然、古市コータローさんの人生をザ・コレクターズのライヴに重ねて紹介しているコンテンツを見て感動してしまったので、ザ・コレクターズの初期の名曲を取り上げます。
実はネオGSというムーブメントというか、あれに参加していたバンドのライヴはほとんど観ていて、夢中になって通ったのでした。

 その中でもザ・コレクターズはちょっと特別でしたね。ファースト・アルバムのプロデューサーがはちみつぱいの和田博巳さんだったし、編曲をウィンク・サービス(当時ピチカート・ファイヴの高浪慶太郎さんと長谷川智樹さんによるユニット)だったのが大きいです。
そして、後にファースト・アルバムのジャケットを撮影したのが三浦憲治さんで、彼らのロゴマークをデザインしたのが中山泰さんと知りました。

 ネオGSのバンドが複数出るイベントで初めてライヴを観て感動したり、伊藤銀次さんのラジオ番組で紹介された彼らの曲が素晴らしかったりしてCDを買ったんですよね。
友達にアルバムをダビングして渡したりもしている位に好きでした。あ、それはあがた森魚さんのファンだった彼にウィンク・サービスが編曲をしているから、と渡したような。

・ザ・コレクターズ『僕はコレクター』(30CH-277/テイチク)
彼らのメジャー・ファースト・アルバム初回盤。「夢みる君と僕」収録。
画像をタップすると、「夢みる君と僕(2016 LONDON MIX VERSION)」のP.V.を見ることができます。

 ザ・コレクターズの初期にはメチャクチャ好きな曲が多いのですが、敢えてこの曲を選んだ理由は、(当時乙女塾の)中嶋美智代さんがカヴァーしていたからなんですね。

・ザ・コレクターズ『complete set the BAIDIS years』(TECN-35727~8/テイチク)
彼らのテイチク時代のベスト・アルバム。
画像をタップすると、中嶋美智代さん「夢みる君と僕」のテレビ出演での映像を見ることができます。 

 中嶋さんがカヴァーするきっかけは、加藤ひさしさんがフジパシフィック音楽出版と作家契約をしているので、アイドルが歌えば話題になってヒットするかもしれないし、そうすればザ・コレクターズの活動にフィードバックするかもしれないと判断されたからだそうです(加藤さんの『豪の部屋』出演時の発言より)。
中嶋さんの編曲はオリジナルに忠実で、サビで(一緒に)歌っているのは加藤ひさしさんのようですね。

 この曲はファースト・アルバムに入っているヴァージョンとシングル「太陽はひとりぼっち」のカップリングに収録されている再録音ヴァージョンが存在し、先の『complete set the BAIDIS years』に収録されているのはシングル・ヴァージョンです。
実はファースト・アルバムの出来をバント全員が納得していなくて、自分たちでお金を出してもいいから、追加録音をしたいとテイチクに提案したそうです。結局は締切などを理由に断られたのでしたが。
元々はミント・サウンドから発売された10inch『ようこそお花畑とマッシュルーム王国へ』に収録されているのがオリジナルです。

・ザ・コレクターズ『ようこそお花畑とマッシュルーム王国へ』(COZP-663~4/コロムビア)
コロムビアから初期のライヴ映像と2枚組で再発されたもの。

 そのザ・コレクターズは来月、つまり3月13日に2回目の武道館公演を行います。私は行くことができませんが、きっと素晴らしいライヴになるはずです。
その成功を願う意味もあってこの曲にしました。

 明日も隠れ名曲、名演コレクションにする予定ですが、まだ何も決まってません。
じっくりこれから考えますね。

 ではまたー。

 

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