ラストダンス

もう泣く元気も無くなって

振り切れそうだった感情の振り子も

止まりかける時が来るんだ

風も吹かないと
そのままに

錆びついて
風化して

いつか 飛ばされて行くような

そんなおぼろなもやの中

日常と言う 魔法の時が
チクタク 時を刻み始める

住み慣れた
慣れ親しんだ 私の時が

また チクタクと秒をよみ
時を刻んで行き始める

感情の外側で

音もなく
回り続ける風景の中に

私も いつの間にか
取り込まれて行くのだろう

繰り返し 繰り返し

回って 回って 回って・・・

私は 
死ぬまで 踊り続ける

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