ただ在る様に

色とりどりの花が咲き始めました。

花達の持つ色や香りは独特で
それぞれ個性の違う要素を放っています。

アロマオイルを始めてみると
その中に 「これは痛みを感じる時にぴったりだ」
「これは肩こりに」
「これは傷口に」・・・
と云った自分に今ぴったりだと感じる、
何か引き合う 色や香りがあります。

スパイスや生薬と言われるものを含め
ありとあらゆる植物や動物達も
今そこにいる、今ここに在る、
それぞれの意味があるのだと
活き活きと 間近に感じてしまいます。

外に出て、生い茂る雑草達も、
雑然と伸び放題になっていると思える樹々にしても、

その一帯に住まう動物達も
お互いに呼び合い引き寄せ合いながら、
お互いの生活空間の中に存在しているのだと思えてくるのです。

けれど動植物達は自分に何の役目があるとか
何の為に存在しているのかとか、
考え論理的に或いは哲学のライオンの様に、

思考による意味や答えを見い出だそう
生きる術を、あるべき姿を見出している訳ではないのだと
思えるのです。

唯ある様に、
光や風の便りを感じ、大地の声を聞き、
感じた様に、受け取った通りに
自分の姿を形作り
呼吸していて

そして其処にあるだけで
そうして自分の色や香りを持つことで
受けとる人間達が
其処に慰めや癒しを、
緩和や調和を、
愛や光を
見出しているのではないかと思えて来たのです。

理屈や論理で自分の色や香りを決め
在り方を見出し、存在理由を見出すので無く、

ただ感じる様に
唯自分が受け取る事の出来るそのままで、
自分の存在が意味を持ち
訳があるのだと
そう確信できたら素敵な事だと、思える様になったのです。

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