突然

風が突然吹いてきて、穴を開け突き抜けて通り過ぎてゆく。
水が恐竜となって襲いかかり、足を取られ巻き込みながら走り去ってゆく。
いかづちは轟きの声を上げ碇を掲げ砕き裂いてゆく。
立つことも歩くことも果てない空に夢見ることも出来ず、
私は地面に顔伏せている。


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