脇役

誰もに「主役を演じたい」と云う気持ちがあると思っていました。
実際誰もが自分の人生の主役だ。と言います。

だとしたら誰もが 他の人々にとっては
「脇役」と云う事になります。

それは私にとって、大発見の一つでした。
これまで気付いた事も無かった感覚です。

ドラマでも映画でも舞台でも
脇役的な人物が、悪人であったり善人であったり
お節介であったり世話役であったり・・・
それぞれの立場で、その人の人生の脚本の「脇役」を演じている。

けれど改めて自分がどんな脇役を演じているのか
どんな脇役を演じたいのか
私は全く自覚した事すらないのです。

画面の向こうで、舞台の上で、演じられる脇役は
その役者さんの取り組み方次第で
味が出たり大きな存在に感じたり、
この人が居るからとても豊かに感じられたり
脇役さんは脇役さんでとても大きな存在です。

私は他の人にとって、あの人にとって、この人にとって
どんな脇役で居たいのか、
どんな脇役であればその人が光る事が出来るのか。
真剣に考えてみなければ と思い始めています。


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