意識の向こう

毎朝、私は何故目を覚まし起き上がって行くのだろう。
私が居る事、居ない事に どんな意味があるのだろう。

意識は眠ると肉体を離れ
空間と思える超微細な意識体の中に吸い込まれるように上昇し
そこでは現実である幻を、見て帰って来るのかな
と 思っているのです。

その時々の意識の質量の違いによって
浮上する段階や世界は違っていて
いずれも、いずこも 様々な幻想を繰り返していて
その中の一つの場面に、今の自分の意識体の質量の
合わせ鏡を見て来るのかな。
と 思っているのです。

そんな「夢」と呼ばれる場面から
「現実」と呼ぶ場面へと、

引き寄せられ、吸い込まれ、
そんな繰り返しの中に
今生に生まれた意味や意図があるのでしょうか。

毎朝定時刻になると、車のエンジンが聞こえます。
毎朝 繰り返すことに意味が在る様に
同時刻にガラガラとシャッターが上がります。

現実と云う幻の世界から「音」が消え、
人の体が紙片の様に漂い
この「現実」も幻の世界の一場面に引き戻され様とする時

私は 夢遊病者の様に
ふらふらと覚束ない心のまま
起き出して行ってみるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?