挑戦者達

勝負事は嫌いだ　とか
勝つとか負けるとかに
こだわるのは嫌だ　とか言って

何時も尻込み
避けてきた私です

はっきりと
貴方は敗者ですと
宣告されるのを
とても恐れています

飽く事無く挑戦し続ける人は
呆れてしまうほど
そして　胸打たれるほどに
見惚れてしまう事があります

其処に至るまでの過程の中に
どれ程のハードルを越えて来たのだ　とか

どの様にして乗り越えたのか　とか
知っていく度に

尊敬してしまう事も
度々あったりするのです

何だ　私のしてきた事は
唯の隠れ蓑　せこせこ逃げ回る為の
言い訳に過ぎないじゃないか

もっともらしい理屈をつけて
正面からぶつかる事も
受け止める事も出来ないと言う

ずぼらでめんどくさがり屋の私が
何もしないで　「勝ち」を
持って来てくれれば良い　と

甘い汁を
いつも自分の為に用意されていると

いつも自分は美味しいものを食べられるのだと

これこそ
呆れるほどに
脳天気な自分が
浮き彫りになって来るだけなのです

絶えず挑戦していく人は
とてもパワフルなのだろう

自分の好きの扉を開けて
其処から世界が広く　深まって行く

挑戦する場に居合わせるには
自分の置かれた環境を
全て調整　調和させ
挑んでみなければならないのだろう

其れはきっと
他者との勝ち負けとは関係の無い

自分との融合の
度合いだったのかも知れない　と

今頃気付いたり
思い直したりしているのです