サンタ日記pt.3

最近 庭師・nouji(農爺)が、地上に現れる様になりました。
農爺は 元々は地中に住んで、
天から受けるエネルギーを土に混ぜ込み、植物の育つ栄養分にしているのでしたが。
最近は地中が息苦しく、土も砂漠化して来て
からからに乾いて行くのです。
エネルギーも弱く充分に受けとる事が出来ません。

地中に住む生物も次第に数が減っていき
細々と頼りなく、懸命に生きようとしているのです。
だから 農爺達は地上に上がり植物を育てる事から始めました。

農爺達は人の姿に形を変え、お爺様達に紛れて種をまく事から始めました。
大きな木に育つには何年も何年もかかります。
農爺達は根気強く諦めず、絶望する事無く耐え抜いているのです。

サンタはそんな農爺達にエネルギーを送ります。
そして祈ります。
地球が再生するように。
緑が活き活きと生い茂る様に。

そしてそんな農爺達を見て思い出す人達がいるのです。
自分達も大地と共に生き、大地の恵みを感謝して受け取り、生かされていたのだと。
生きると云う事を。

一つずつ 少しずつ、今出来る事から 
土に触れ、大地を思い出す事、共に生きる感覚を思い出そうとしているのです。

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