失わなくても
身体の一部を負傷すると
指の一本、爪の一片、皮膚の一部、
髪の毛一本に至るまで、
何が失われても、使えなくなっても
これほど支障を来すものなのかと
改めて思い知ってしまうのです。
当たり前に、無造作に、
意識にも上らないこの身体の一つ一つが
これ程にも掛け替えの無い、
大切な無くてはならないものだったのかと
改めて思い知らされるのです。
未だに失くしてみなければ判らない、
失ったら、と云う危機感にさらされなくては判らない
そんな愚かな事を繰り返している自分を
そろそろ卒業してもいいんじゃない?
と思ってしまいます。
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