私への

笑わないサンタが
ネオンサインの端っこの

ビルの角の暗がりに

私を待って 立っている

手を繋いで歩いて行くよ

街の外れの 川辺の草に

座って 空を見上げたら

ああ 満天の星が降る


笑えないサンタはぎこちなく

こわばった口を開いて
何か話そうとするのだけれど

言葉は 音となって
伝わっては来ないんだね

夜が明けると消えている

私独り朝もやの
霧の毛布を掛けてるんだね

笑顔見せてね

笑って見せてね

それが 私への
Xmasの
プレゼントだから ね

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