充電

映画館に入ったまま、思わず２回３回と見てしまう映画があります。
スクリーンから離れる事が出来ず、
映画館から出て来た時は、もう目が真っ赤だったり
異世界から帰って来た様に、現実世界に戸惑ったりしてしまいます。

そんな作品に出会って心が震え揺り動かされて、
普段降り積もった汚れや垢が
振り落とされ、浄化された様な気持ちになるのは幸せです。

そんな私を見て呆気にとられ、何時までも子供の様に夢うつつでいて。
と　思う人も居るのですが、
私はそんな風に単純に喜んで、泣いたり笑ったりの出来る自分を
何故か好きでいるのです。

無数の人に「ファイト」を送り、生きる前向きなエネルギーに炎を灯し、
大きな勇気や力を与えてくれる。
そんな出会いがあることこそ、奇跡に違いないのです。

何時までも其の炎が燃え続けていられれば良いのですが、
しばらくすると消えかかってしまう私には、
太陽エネルギーの消えかかったウルトラマンの様に
度々充電する必要があるのかもしれません。

泣いたり笑ったりできる喜び。
命を燃やす大きな力。
忘れたくないと思います。