光の管

真空トンネルの管の向こう
光は収束して光度の増した
光の車輪に吸い込まれている

真空トンネルの外側は
光に満ちているからか
明るく眩い管の中を

透明な硬質板の道の上を
宙に浮きながら歩いている

辺りの光は七色無限
霞のようにおぼろげに
天の羽衣をなびかせている

果てなど在るはずも無い
微かな勾配のある 真空トンネルは
心から出て 大いなる心に収束していく

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