付け焼刃

「 切れ味が良く長持ちする刀は何度も地金を打って作られるが、
鋼を足しただけの付け焼刃は、すぐに切れなくなり使い物にならなくなってしまう。
その場しのぎのために、一時的に知識などを覚えることを意味する語」

今まさに、鋼を付け足し 付け足し、
何とかその場だけでも凌げたら、
と 焦っている。

受験間じかの数ヶ月前の様な

学年毎の試験前日の様な

就職試験も、日毎の料理も、

その場しのぎの付け足され、
張り合わされ、何とか間に合わせる事が
出来たか出来なかったのかの問題で、

物の良し悪しなど、
出来上がりの見栄えなど

問題にするにも及ばない、

そんな所を、
未だに抜け出せないでいるようです。

ゆとりを持って、
満面自信たっぷりの人を見ると、

唯ただ尊敬するばかりです。

私にも出来ないものかと、
再度 再再度挑戦するのですが、

あら不思議!

もう とっくに飛んでしまっている。

空の彼方を 飛行中なのです。

付け焼刃でもいい。

何度も何度も繰り返す内に、

頑丈で丈夫な
「斧」になっているかも知れません。


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