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ただただ自由に踊ってほしいと願う ースウィング・キッズー

カンヌ映画祭で最高賞を受賞した「パラサイト」で韓国映画が盛り上がりつつある今、同じく韓国の映画「スウィング・キッズ」を観に行ってきた。観に行こうと思った理由は主人公ロ・ギス役を務めたド・ギョンス(EXO D.O.)を映画館で観たかったから(安直)
今回主人公役を務めたギョンスくん、他にもドラマや映画も出てるので気になった方は調べてみてほしいんですけど、ギョンスくん本当にアイドル!?っていい意味で思う演技するんだよ…


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朝鮮戦争時の捕虜収容所で、収容所のイメージアップのために寄せ集められた言語も国籍も年齢も異なる戦争捕虜たち。次第にタップダンスに魅了され一つになっていく話なんだけど、終始色々な感情が掻き乱されて観終わった後暫く座席から立ち上がる事が出来なかった…韓国映画らしく起承転結がはっきりしていてユーモアとシリアスな場面が急展開してジェットコースターに乗ってるような気分だった。


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前半は笑いとダンスミュージックと踊りがうまい具合に織り交ぜてあり、つい身体が動き出してしまうようなリズムの魅せ方に乗せられた。

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後半はタップダンスシーンの高揚感と名曲のオンパレードで胸が熱くなる分、一気に戦争の不条理さと酷さを叩きつけられて胸が張り裂けそうだった。ラストのダンスシーンは緊張感に包まれつつも夢中に踊る姿が忘れられない。どんな悲惨な時代、世の中でも最後まで笑顔でいようとする人達はいつだって輝いていて眩しい。 


ただなにも縛られず自由に踊ってほしい


争いの前では何の力もないかもしれないし、むしろ利用されかねない「歌う」「踊る」「描く」などの様々な自己表現が、今自由に自分を表現できる環境や世の中にいる喜びを噛みしめながら映画館から出たのだった。



ただひとつ言いたい事は

「ファッキン 、 イデオロギー」

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