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社会は生き物・・・。 『ソーシャルメディアの生態系』まとめ(1)

面白かった本をまとめてみたシリーズ!

今回は、オリバー・ラケット とマイケル・ケーシーによる、『ソーシャルメディアの生態系』を読んで、自分なりにまとめてみました。

どのように社会にあるアイデア/通念が埋め込まれていくのか。という疑問は、アート・デザイン・そしてビジネスでも大きなテーマです。

ソーシャルメディアが大きな影響力を持つ現在を、生物学的な視点で切り取るこの本の試みはかなりイケてます。

まず、「社会」なるものを生体組織/生き物のようなものだと考え、ひとりひとりの人間を細胞だと考えてみましょう。

社会さんは一枚岩ではありません。喧嘩したり愛し合ったりもします。

で、僕ら細胞は遺伝的情報を持っています。これをミームと呼びましょう。

一本のYouTube動画が、稀に100万人にシェアされ、無数のパロディやオマージュ、関連する動画やジョークなんかが生まれることがあります。

こうして増殖した情報は、社会によって自動的に補正・修正されます。

そして社会の通念や、共有されたアイデアとして社会に埋め込まれていくでしょう。ここにはどんな出来事が、どんな法則が介在しているのでしょうか。

そんな疑問を、ひとつずつ生物の特徴を当てはめながら紐解いていきます。


(続く)


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