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家族で海外キャンプはニュージーランドがおすすめ!キャンピングカー旅@NZ

次の長期休暇、家族で海外旅行なんていいかもと思っているキャンプ好きな皆さま。
ニュージーランドでのキャンピングカー旅が最高だったので、最高なポイントをまとめてみました!


ニュージーランド キャンピングカー旅の魅力

大自然の絶景を見て回れる

マウントクック(アオラキ山)
テカポ湖 善き羊飼いの教会
引用元

ニュージーランドには大自然の絶景ポイントがたくさんあります!
ただニュージーランドは日本と同じくらい南北に長く、絶景ポイントは点在しているため自分で運転して巡るのがおすすめです。

ちなみにドライブ中も絶景を楽しめます!


絶景の中の、綺麗で整備されたキャンプ場

絶景にほど近い場所に多数のキャンプ場があります!

またトイレやシャワーなどの水回りも、日本人の感覚でも清潔だなと感じるくらいの綺麗に整備されているキャンプ場が多いです。


現地の食材・お酒を調達してキャンプで食す

車で自由に移動できるので、絶品なローカル食材を収集しながら旅をするなんてこともできます!

ワイナリーをめぐって試飲して美味しいワインを購入したり

ここのワイナリーは2,000円くらいで全7種類のワインをグラスいっぱい試飲させてもらえました

ブリュワリーでクラフトビールをボトルに詰めてもらったり

1.25Lで1,800円くらい。クラフトビールにしてはリーズナブル。

ソーセージやハンバーグなどの肉製品を専門店で買ったり、放し飼いの鶏の卵を農家さんで買ったり

酪農王国のニュージーランドはお肉が安くて美味しい

キングサーモンやクレイフィッシュ(伊勢海老の一種)などシーフードを買ったり

ワイナリーのオーナーに「サーモンにうちのシャルドネを合わせてみな。飛ぶぞ。」と言われて
買ってみたけど、マジで美味しかったです。


これらの地域の食材を使ってキャンプ場で料理し、大自然の中でそれを食せば優勝間違いなしです!


安心で快適なドライブ環境

日本で普通に運転できる人なら、ニュージーランドでの運転は安心してできると思います。

日本と同じ右ハンドル、左車線で、交通量の少ない長い直線の一本道がほとんどです。

オークランドなど大都市周辺は東京並みに入り組んでいて交通量も多いですが、
地方はほとんどが写真のような感じです。
ちなみにニュージーでは日本の中古車がたくさん走っています
日本の消防団の車も現役で活躍していました!

また制限速度をオーバーして走る車も少なく、交通マナーも悪くないです。
監視カメラが色々な場所に設置されていて、制限速度をオーバーした車は後から罰金になることもあるそうなので、その影響かもしれません。

自分の車の速度が表示される標識。
制限速度をオーバーしてると「slow down」と表示される場合も。


キャンプだけじゃない楽しみ

キャンプばっかりだと子供やパートナーが飽きちゃうかも・・なんて思うかもしれませんが、ニュージーランドにはキャンプ以外にも魅力がいっぱいです!
そしてドライブ旅行ならそれらの魅力的なスポットにも簡単に行けてしまいます!

カフェ巡り
世界有数のカフェ大国であるニュージーランドは各地にカフェが点在しており、ドライブの休憩がてらカフェ巡りもできます。
こだわりのある個人経営のカフェも多く、コーヒーに力を入れているので飲み比べてみるのも楽しいです。
美味しかったカフェでコーヒー豆を買って、キャンプの朝に飲むなんてことも可能です!

カフェラテが1杯500円、ランチが一人1,000円程度。

ホビトン
「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地にもなったホビトンは自然の中のディズニーランドのような感じで、細部まで世界観が作り込まれていて家族で楽しめます。

動物
羊や牛が道路沿いの牧場にたくさんいるのはもちろん

キャンプ場やお店にもいたるところに動物がいたり

近くでアルパカにも触れる
一応オーナーさんに許可を取りました

洞窟の土ボタルを見るなどあまりできない体験もできます

光っているのは土ボタルです!
引用元

スパ
日本と同じ温泉大国のニュージーランドではスパで温泉に入ることもできます。キャンプの帰りに、ちょっとラグジュアリーな体験もできちゃいます!

引用元


円安や世界的なインフレの中、先進国への旅行にしては安く済む

いまアメリカ・カナダやヨーロッパ諸国、オーストラリアなど大自然が楽しめる先進国に旅行に行くと、ものすごい高いです。
家族でレストランディナーしてちょっとお酒でも飲もうものなら数万円かかったり、車に乗せてもらい観光地をめぐるツアーなんかに参加しても数万円かかったりなどザラにあります。
ホテル代なども含めると1日5〜10万程度かかるのではないでしょうか。

ニュージーランドは日本とほぼ物価が同じくらいという印象です。カフェでカフェラテが1杯500円程度、スーパーで350mlの缶ビールが1本200円から、キャンプ場も電源付きの高規格サイトで一泊4,000円程度でした。

日本より高いのがガソリンで、レギュラーがリッター250円くらいします。
一方、日本より安いのが高速道路で、料金のかかる高速道路がほぼなく、かかっても数百円ととても安いです。

私は、朝と夜はキャンプ場で自分で料理して、昼はカフェランチという生活をしていましたが大人二人で1日3万円くらいでした。
昼は車で観光地を巡って、夜は肉や魚とビールやワインを楽しんでこの値段はかなりリーズナブルなのではないかなと思います。

▽内訳
・レンタカー:12,000円 / 1日
・キャンプ場:4,000円 / 1日
・ガソリン:5,000円 / 1日
・カフェランチ:3,000円 / 1回
・朝と夜の食材・お酒:5,000円 / 1日

※上記は全て2023年10月の情報です



ニュージーランド キャンピングカー旅の詳細

ここからは具体的に旅行に役立ちそうな情報を記載します!

レンタカー

旅のスタイル
自分の旅のスタイルに合わせて車を選びます。

①self-containedキャンピングカー(排水タンクやトイレがある)を借りる

大きなキャンピングカーから、ハイエースくらいまでさまざま。
▽メリット
・車内で快適に過ごせる
・トイレや水回りがないキャンプ場でも泊まれる
▽デメリット
・レンタル料金が高い
・運転がしづらい

②NON self-containedキャンピングカー(排水タンクやトイレがない)を借りる
ミニバンなどを車中泊用にカスタムしているもの。
▽メリット
・レンタル料金が安い
・運転がしやすい
▽デメリット
・トイレや水回りがないキャンプ場は泊まれない
・車内で快適に過ごせない

③乗用車を借りて、キャンプ場でバンガロー or テント泊する
SUVからテスラまでさまざま。
▽メリット
・レンタル料金が安い
・運転がしやすい
▽デメリット
・トイレや水回りがないキャンプ場は泊まれない
・バンガローの場合、宿泊費が高い
▽その他
・観光地のキャンプ場はテント泊している人はほぼいないです
・ローカルなキャンプ場はテント泊している人がちらほらいます

レンタカー会社
どの会社がいいかはわかりませんが、よく走っているのを見たのはこの辺りの会社です。
JUCY
maui
Britz
MadCamper

レンタカーっぽいワーゲンバンやピックアップトラックなども走ってたので、理想の車を探してみるのも楽しいかもです!


キャンプ場

キャンプ場の予約
キャンプ場の予約は「Camper Mate」というアプリが便利です。
下記のようにアプリ上でキャンプ場を検索、予約ができます。

右上にチェックマークがついているところはオンライン予約可能
suitable for any vehicle typeは、どんな種類の車でも泊まれる
suitable ONLY for self-contained vehiclesは、self-containedの車のみ泊まれる


焚き火は禁止のところが多い
キャンプの楽しみの一つである焚き火は残念ながら禁止されているキャンプ場が多いです・・・!ニュージーはとても乾燥していて、山火事なども多いからかもしれません。調理したい場合はキャンピングカーに備え付けのコンロか、キャンプ場に備え付けのガスグリルなどを使います。


キャンプ用品

ニュージーは自国の自然を守るためにキャンプ用品の持ち込みに制限がかかっています。
特にテントや登山靴、ザックなど他国の土がついている可能性のあるものなどは入国時に空港でチェックを受けます。
もしキャンプ用品を持ち込みをするなら、事前に綺麗にしておくなどの対策をしておいた方が良いです。

また上記のチェックで空港に着いてから実際に空港を出るまでに結構時間がかかります(私は1-2時間程度待ちました)。
到着初日は余裕を持った計画を立てておいた方が無難です。


交通ルール

基本的には日本と同じですが、日本と違っていて特に覚えておいた方が良い(間違えると事故につながりやすい)ルールを書いておきます。

①ラウンドアバウト(環状交差点)
日本でも徐々に増えつつあるラウンドアバウト。
ニュージーでは大都市以外の交差点はほとんどがラウンドアバウトです。
交差点なのに信号がないので慣れれば待ち時間が少なく便利なのですが、慣れるまではちょっと難しいです。特にウインカーの出し方などは混乱するので、このようなサイトで見ておくことをおすすめします。

②信号の見方
ニュージーも大きな街などには信号機があります。
信号機も一部日本と違うので注意が必要です。

日本にはない、赤矢印があります

詳しくはこのようなサイトで見ておくことをおすすめします。

③「give way」の標識
give way」と書かれた標識は日本の一時停止のような意味です。国道への合流やラウンドアバウトの入り口に多いです。
(実際には合流する道路に車が来ていなければ一時停止しなくてもいいそうです。)

④夜道の運転
これは交通ルールではないですが、ニュージーの夜道は動物が飛び出してくることが多いです。日本の田舎だってそうでしょと思うかもですが、道路で轢かれてしまった動物を見る数が日本とは桁違いです。
イタチやカラスくらいの大きさの小動物がほとんどなのでぶつかって車が壊れるとかはないと思いますが、動物を轢くのは気分がいいものではないと思いますし、避けようとして事故を起こすなんてこともあるかもなので注意が必要です。

⑤止まっている状態からの助走なしの100km制限道路への合流
これも交通ルールではないですが、ニュージーだと国道沿いのカフェやビュースポットから助走なしで制限速度100kmの国道に合流することが多いです。日本だと止まっている状態(速度0km)から助走なしで高速道路に合流するなんてことはほぼないと思うのでここも注意が必要です。
特にキャンピングカーは加速が弱いので、ちょっとでも合流車線に車が見えたら先に行かせて、その後に合流することをおすすめします。


ルートと日程

ニュージーランドの概要
北端の都市オークランドから、南端の都市クイーンズタウンまでは大体1,500kmくらいあり、日本で言うと本州縦断(青森から山口まで)くらいの距離です。
またニュージーは北島と南島があり、その間を渡るにはフェリーで4-5時間(車のチェックイン時間も入れて)くらいかかります。

私の失敗
私は9泊10日でオークランドからクイーンズタウンまで行き、またオークランドに戻ってくるという予定で行きました。
ただ色々見て回っていた結果、クイーンズタウンまで行くと帰りの飛行機に間に合わないとなり、南島の真ん中くらいで引き返しました。
それでも最後の2日間で1,300kmくらい走る必要があり、現地人にはバッドプランニングだと言われました笑

おすすめルート&日程
1週間以下で行くなら下記のどちらかがおすすめです。
①北島か南島のどちらかだけ回る
②北島のオークランドでレンタカーを借り、南島のクライストチャーチやクイーンズタウンでレンタカーを返却し、そこからオークランドまでは飛行機で戻る

①北島か南島のどちらかだけ回る
個人的には南島がおすすめです。自然が好きな人は南島の方が楽しいのではないかなと思います。
クライストチャーチ→テカポ湖→マウントクック→ワナカ→クイーンズタウン(余裕があればミルフォード・サウンド)などで回れば間違いなく楽しめると思います!

ちなみにニュージーランド航空だとクライストチャーチまで直行便が出ています。

②北島のオークランドでレンタカーを借り、南島のクライストチャーチやクイーンズタウンでレンタカーを返却し、そこからオークランドまでは飛行機で戻る
レンタカーの乗り捨て代 + クライストチャーチ or クイーンズタウンからオークランドまでの飛行機代が追加でかかってしまいますが、車だと2-3日かかるところを1.5時間で移動できます。
クライストチャーチ or クイーンズタウンからオークランドまで車で帰ると2-3日の運転 + ガソリン代とフェリー代で5-6万円くらいかかるので、それと飛行機代などの追加料金を比較してどちらが良いかを判断するのが良いかと思います。


コミュニケーション(英語)

ニュージーランドの人は優しい人が多い
英語が流暢ではないアジア人として白人の多い国に行くと嫌な気持ちになる対応をされることが滞在中1,2回はあるものですが、ニュージーでは全くありませんでした。
レンタカー屋やキャンプ場の人など観光業の人はもちろん、スーパーやガソスタの店員さんまでとても親切な対応をしてくれることが多いです。

オンライン化が進んでいる
キャンプ場予約やフェリー予約もオンライン完結で、英語が拙くて予約を間違えてしまうということはほぼないです。


コスト

上述した滞在にかかる費用以外では下記のようなコストが主にかかってきます。

ビザ
ビザが必要で、一人当たり5,000円弱かかります。
アプリで申請ができます。
詳しくはこちらのサイトが参考になります。

航空券
行き方や時期によっても大きく値段が変わるので、調べてみてください!
おすすめは唯一直行便が出ているニュージーランド航空です。
例えば安いからとシンガポール経由で行くと日本→シンガポールで7時間、シンガポール→ニュージーランドで9時間とフライトだけでかなり疲れます。。

フェリー
北島から南島に行くにはフェリーに乗る必要があります。
日にちによって値段は変わるのですが、車 + 人で片道3万円程度でした。

フェリーは以下の2つの会社があります。
interislander
BLUEBRIDGE

私はinterislanderにしましたが、どちらもそんなに変わらないらしいので、出港時間が予定に合わせやすい方で選ぶのでいいと思います。

観光地の入場料など
国立公園などは基本入場料はかかりません。
駐車場も無料なことが多いです。


決済

ニュージーはキャッシュレス化が進んでおり、田舎のキャンプ場やカフェでもクレカで決済が可能です。滞在中、唯一現金が必要だったのは、とあるキャンプ場で洗濯機を使いたいときにコインしか使えなかった時だけでした。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました!
キャンパーは絶対にニュージーランド楽しいと思うので、ぜひ行ってみてください!

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