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カレクサ日記 1/22-28 2024

1/22(月)

学生時代に自己啓発やビジネス本を読み漁っては何も効果を得られなかった(内容通り行動してこなかった)事からその手の謳い文句には全く心が動かされなくなったが、昨年末からしいたけ占いのnoteを購読するようになった。別に書いている内容が自分に当てはまってるかどうかはどうでも良くて、月に2回更新される内容を読んで、数分でも立ち止まって今までとこれからの道のりに想いを馳せてみることが大事なのかなと思っている。初詣のおみくじと同じような効力があるのではないだろうか。相変わらず焦りや不安に襲われることもある。そこにつけ入る隙を塞ぐための手段は多いに越したことはない。そこに金を注ぎ込み過ぎるのは良くないが。

1/23(火)

ここ数年「ファンダム」という概念といかに向き合っていくかが個人的にも大きな主題の1つとなっている。当初は8:2ぐらいでネガティブな印象を抱いていたが、今となっては公私ともに必要不可欠な存在となった。アーティストとファンとの間に強固な信頼関係が無ければ、こんなにもタフな2020年代前半をサバイブ出来なかったと思う。個人的にも昨年は広くて浅い関わりが減り、昔から好きアーティストのライブに足を運ぶ割合が増えた。そしてステージと客席との間で互いを肯定し合える関係が構築出来ていることの素晴らしさを何度も実感した。歳を重ねて、トレンドを追うことが億劫になってきたり、客観的な視野を持てなくなっている自覚もある。だけど内輪で盲目な振る舞いはしたくない。

1/24(水)

渋谷駅前は今日もうるさい。仕事から帰るタイミングのハチ公前、沢山の外国人とビラを配るアイドルをかぎ分けた先で、ガザ地区の停戦を願うスピーチが行われていた。小学生の時に数名の方々がパレスチナから母校に演説をしに来てくれたことがあり、それが内戦について直接的に知る初めての機会だった。数年前は全世界がパンデミックという同じ問題意識を持っていたこともあり、国際問題に対してもフラットにアクセス出来ていた気がするが、最近は日々の忙しさにかまけて以前ほど国際情勢や政治に関心を持てていないのが正直なところ。夜のニュース番組とエンディングのOfficial髭男dismがいつもより重く響いた。

1/25(木)

年明け後初ライブ、KT Zepp Yokohamaで04 Limited Sazabysの「MYSTERY TOUR」に参加した。ツーマンライブでライブが始まる直前まで対バンが一切分からない仕組みになっており、オーディエンスとゲストアーティストのマッチングが試されるツアーになっている。先週の東京公演の対バンがマカロニえんぴつだったので横浜公演を選んだことを若干後悔していたが、関東圏ならまだ豪華なアーティストを呼びやすいかなという所で期待も膨らんでいた。結果この日の対バンは長崎のメロディックパンクバンドSHANK。今までも互いのツアーや主催フェスで何度も競演してきたバンドなので、意外性や豪華さでは見劣りするかもしれないが、学生時代によく聴いていてモッシュピットで熱狂していたバンドなので当時に想いを馳せながら、久しぶりにライブで観れて心が昂った。今は速くて激しい曲というよりは純粋にメロディがエモくてカッコ良い曲が心に響く。

1/26(金)

22時に仕事を終え、スーパーで40パーセント値引きの弁当を買って帰宅。テレビをつけるとちょうどハリー・ポッターが「エクスペクト・パトローナム」を唱えようとしているタイミングだった。決して熱心なファンという訳ではないが、ハリーポッターは原作も映画も一通り観たことがある数少ないシリーズのひとつ。この呪文は映画公開当時にCMでも散々流れていて記憶にこびりついているのだけど、もう20年前の話だと思うと月日の早さにゾッとする。

1/27(土)

木曜日に続いてKT Zepp Yokohamaにてストレイテナーのワンマンライブを観た。昨年10月に日本武道館で行われた結成25周年ライブが素晴らしかったので、久々にライブハウスのツアーにも足を運ぶことに。武道館では聴けなかった過去の名曲を生で聴けたのが一番嬉しかったのだが、このバンドは新しい曲をツアーでもフェスでも毎回厚めに演っている所が良い。ツアーのタイトルにもなっている「Silver Lining」という曲は今の季節〜新年度に向けて特に響く曲だと思う。他にも冬の曲を多めに演奏していたり、フロアを揺さぶる必殺チューンも健在だった。もう1カ所行きたいと思えるぐらい素晴らしいライブだったが、来月の東京公演も既にソールドアウトしているので悔いが残る。

1/28(日)

久々の土日連続ライブになった週末。この日は東京ドームでKing Gnuのドームツアーに参加した。昨年各所で好評だった最新アルバムの世界観を崩さず、ドームのスケール感で披露することで曲の魅力がさらに増幅されていて、普段はライブハウスでロックバンドのライブを観る自分にとっては他に比較することが出来ない圧巻のエンターテイメントショーを体感させてもらった。アルバムでも実質最後を飾り、個人的にアルバムに入って一番聴こえ方が変わった「三文小説」のパフォーマンスには鳥肌が立った。こういう人生讃歌というか、恋愛ソングではない人生レベルでの愛を歌った曲をこの規模で鳴らされる光景はとても神秘的で感動的だった。アンコールでは大声で歌ったり全身で熱狂を表現しているオーディエンスの様子がモニターに映されるたびに泣きそうになった。音楽のある人生、その当事者を少し離れた所から見るような立場になりつつあるが、だからこそ今この瞬間に音楽に熱中出来ている人を羨ましく思う。

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