見出し画像

デンマークの椅子に座れる展覧会 

東京都美術館で開催中の「フィン・ユールとデンマークの椅子」に行ってきました。

デンマークで、歴史に残る優れた家具が生み出されたという黄金期1940年代から60年代に活躍されたフィン・ユールさん、一際美しい家具をデザインしたことで知られています。

展示の入り口付近に、白い丸みを帯びたオブジェが飾られていました。
柔らかい曲線で、愛らしさを感じる形。フィン・ユールさんが作る椅子の柔らかな曲線に繋がるものでした。 椅子のデザインは彫刻から始まるのですね。

フィン・ユール氏の彫刻オブジェ

自室にもしあったなら、その椅子があるだけで追われる日常から気分を切り替えらえられそうな椅子、機能的で快適に仕事が進められそうな椅子、ダイニングで活躍してくれそうな椅子。読書やお昼寝を楽しめそうなソファー。

一番気に入った椅子です


この展覧会のサプライズは、最後の展示室。展示室で「鑑賞」した椅子に、実際に「座る」体験ができるのです。展示作品には触れてはいけないが常識なのに、座ることができてしまうんです!素材の柔らかさや硬さ、生地の風合いに触れてみたり、色合いをまじかで楽しんだり、体を包みこむ感覚も心地よい。この椅子が好きだな、と見て感じることと、座ってみた感じではまた異なりますよね。椅子がひとつあると、豊かな空間に切り替えられる。家具の中でも、椅子は一番身近で手に入れやすいものかもしれません。お気に入りの椅子を1つ見つけたい。日常を豊かにするきっかけをもらった展覧会でした^ ^



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?