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4.依存っていい事?悪い事?

こんにちは。

最近友人と「共依存ってどうなの?」という話をしたので、本日は心理学の観点や私の意見を混ぜながら、「依存とはなにか」「依存はいい事?悪い事?」についてお話していきたいなと思います。

まず、心理学で依存とは、「それなしでは生きていられない」「特定の何かに心を奪われ、やめたくてもやめられない」という風に定義されています。

皆様は「依存」と聞くと何を思い浮かべますか?
薬物依存症アルコール依存症ギャンブル依存症でしょうか。

こういったトラブルや犯罪にも繋がる依存も多々あるのですが、私が話していきたいのは、人と人の依存についてです。

特に恋愛において起きる「恋愛依存症」について詳しく説明をしていくのですが、恋愛心理学において恋愛依存症とは、「自身が恋愛感情を抱いている相手のことを束縛し、依存をし、その人がいないと生きていけない」という状態のことを指します。

恋愛依存症には2つのタイプがあるのをご存知でしょうか?

1つ目は、「恋愛依存性」となります。
恋愛依存症の特徴は、「他人が自分を必要とする=自分が生きる価値がある」という考えを持っています。
そのため、「相手にとって自分は必要不可欠な存在になる」ことが前提であり、必要不可欠な存在になれなかった場合、自己嫌悪相手への怒り激しく落ち込むといった感情に襲われます。

2つ目は、「回避依存性」となります。
回避依存性は、幼児期の親に見捨てられた経験、親の束縛を経験している人ほどなりやすいと言われています。
そのため、親密になることを恐れ、他者との間に壁を作ります。
恋愛依存症とは異なり、相手に支配されないよう、自分のことを知られないようにしたり、色んな手法を用いて、相手と親密な関係作りをしないように避けることが特徴です。

また、「回避依存性」は、4つのタイプに枝分かれしており、「独裁者タイプ(正しいのは自分、間違っているのは相手)」「搾取者タイプ(無言の圧力で自分の要求を通そうとする)」「ナルシストタイプ(自分は特別な存在であり、他者は特別では無い)」「脱走者タイプ(自由でなければならない、束縛されたら終わってしまうと脅迫概念に囚われている)」の4つのタイプがあるのです。

臨床心理学では、「回避依存性」のことを、「回避性愛着スタイル」・「回避性愛着障害」と言います。

そもそもなぜ、「恋愛依存症」になってしまうのか。
原因は、アダルトチルドレン(AC)として育ち、大人になってしまった人ほどなりやすいのです。
アダルトチルドレンは元々、「アルコール依存症の親を持つ子どもたち」のことですが、現在は「機能不全家族」となっています。

「機能不全家族」とは?

罵詈雑言が飛び交っている家庭
親が病気がち、留守であることが多い
他人や兄弟から比較される家庭
親同士、嫁姑の仲が悪い家庭
などのことを指します。

「愛着障害」「機能不全家族」については、次回以降の記事でまたお伝えさせて頂きたいと思います。

さて、2つ目の疑問である「依存はいい事?悪い事?」についてですが、私自身の考えとして、自身の身を滅ぼさない依存であればいいと考えています。
また、自身だけではなく、相手にとって負担にしかならないのであればオススメはしません。

誰しも「人に甘えたい」、「ここから逃げたい」、「話を聞いてほしい」という相手に頼りたい気持ちはあるものです。

ただ、「常にこの人がいないと私は駄目だ。」「なんで自分以外の人を気にかけるんだ!」といった感情的になってしまっては、周りも離れていってしまいます。

気持ちとして、「この人が私の中で大きな支えになってるんだな。」「この人のために何ができるかな?」と、相手だけが中心の世界ではなく、1人でも過ごせる手立てを作った上で、親密な関係を築き上げると辛い気持ちにならないですむのではないか、とあくまで個人の意見ですが思います。

趣味って何でもいいと思うんです。
1つでも自分の中で楽しめるものが出来たら、プライベートも悶々と考えて落ち込んだりすることなく、心を豊かに過ごせると思います。

皆さんの趣味はなんでしょうか?
よければコメントで教えてくださいね❁︎

本日の記事はここまでです!
また次回の記事でお会いしましょうꕤ︎︎·͜·

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