物語2話目📕:ドライフラワーと対価
ハガレン好きな人って対価とか考えがちな気がするんですよね……(中の人はハガレン好きです)
どうぞ↓
カランカラン
「すみません……」
声がしたので顔を上げると、
扉からクマのお客様が顔を覗かせていた。
「本日はどうされましたか?」
「最近何を食べても美味しく感じないんだ…。
冬眠のためにいっぱい食べないとなのに。
このままじゃ死んじゃうよ。」
なんだか体が大きいのに、しょぼんとしていて可哀想に見える。
「それは大変ですね。
でしたら、このかすみ草はどうでしょう?
全ての食べ物に"感謝"を忘れずに食事をすれば、
美味しく食べることができるかもしれません。
ですが対価はございますのでご了承くださいね」
「わかった!美味しいご飯が食べれればなんでもいいんだぁ!ありがとうございます!」
とクマさんは笑顔でかすみ草のドライフラワーを持って帰っていった。
クマさんは歩いて帰ったが、何故だがとても空腹になり食欲が我慢できなくなっていた。
「……早く、美味しいご飯が食べたいなぁ〜〜…」
クマさんは美味しいご飯を食べられただろうか。
どんな対価かは知らないけれど、ね。
……本人が幸せならば。
「本日のニュースです。街中で熊が出没し何人かが襲われ、死亡しました。その後、無事熊も射殺されたとのことです。最近では、街に餌をとりにくる熊も多いため……」
あらあら、
美味しいご飯を食べるには、場所を選びませんと。
今回は割と短めですが、こんな感じで
次回終わります。
対価って考えるけど、両方得るには?の方に思考が向きがちですね🤫
お読みいただきありがとうございました
失礼致します。
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