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溢れるくらいの優しさを

季節が勝手に私を追いかけてきて、
大きく環境が変わる春ではないのに何だか毎日気疲れしていた4月。
去年は引っ越しの関係で見られなかった満開の桜を
今年は2回も見ることができたな、とか
小さい幸せの積み重ねを大事にしたいと思いながら過ごす毎日。
もう5月も半ばになってしまった。

大好きな男友達が、恋人になった。
今日はその彼についてのnoteです。
(以前noteにしている彼かどうかはご想像にお任せします、
と書いている時点で違うのは明らかですが)

今までずっと、
私は自分が好きになった人でないと好きになれないと思っていた。
私が恋をすると心がブレブレになる。
こんなことを言ってくれた、でもあの子にあんなことしてたって
彼らの言動に簡単に一喜一憂して、
大抵の場合はうまくいかなくて、落ち込んで終わる。

最近またひとつの恋が終わった。
そんな時、私を拾ってくれた(これは私の中の感覚)のが
今、私の恋人になってくれた彼だ。

彼とは以前もnoteにした学生経営のカフェのバイトで出会った。
ずっと仕事でもそれ以外でもたくさん話していたから元から仲は良くて、
でも2人でどこかに行ったことはなかったから
先輩に半ば強引に行ってみな、と言われたことがきっかけで
2人で1日遊びに行って、いいのかもなと少しずつ思い始めて
しばらく時間が経って、彼が告白してくれて、今に至る。

彼と恋人になって、一緒にいる時間は友達だった時よりずっと増えた。
何でも話せる関係なのはそのまま変わらないけれど
前よりずっと物理的にも精神的にも距離は近くなった。
くすぐったくて、でもあたたかくて、不思議な感じ。

会う時も会っていない時もとことん優しいところや
私が他の友達と遊んできた話をして写真を見せると
私が楽しそうで良かったと嬉しそうに言ってくれるところ、
カフェの仕事もそれ以外も私よりずっとたくさん抱えているはずなのに
私のやったことをひとつずつ拾って労ってくれるところ
今までも分かっていたつもりだけれど、
近くなって新しく気づくこともたくさんあるなあ、と思う。

自分から好きにならないとダメだって頑なに思っていたし、
正直大学生のうちはもういいや、と思ってさえいた。
だからこそ、私の考えをゆるやかに変えてくれて、
私を大切に思ってくれているって言葉と行動でわからせてくれて、
毎日穏やかな幸せを感じさせてくれている彼には感謝している。
私が感じているような幸せや安心感を、
彼も同じように感じていたらいいなと思う。

丁寧に相手を思って言葉を尽くせることが優しさだって
先々月の私が言っていたみたいだけれど
彼は溢れるくらいの優しさをいつもたくさんプレゼントしてくれる。
先のことはわからないけれど、
今はこの溢れるくらいの優しさや愛を
素直に受け取って、返していける私でありたい。

今日の最後はこの曲の、たぶん一番有名なフレーズにしよう。
私の幸せのかたちはこれだって、初めて聞いた時に思った。

幸せとは
星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せることだ

瞬き/back number







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