見出し画像

女性から見た、男性の生きづらさ

「パパの枕、くさーーい」
洗剤のCM
「あれ?パパの分は?」
食品のCM

とかく、男性は蔑ろにされる演出が多い。
何かと臭いと言われ、好物はママと娘に食べられる。
それが"笑い"らしい。

私には、何が面白いのか分からない。
今まで「男性は臭い」と思った事は無い。
そりゃ人によって夏場の体臭が気になる事はあるけど、
男性だからではなく、自分の汗くささだって嫌になる。
男性の分は、とりあげて女性のものにしてもいい、という価値観もないので、
「美味しすぎてパパの分まで食べちゃった!」
というノリも軽薄で嫌い。

でも、男性のものを悪びれず取り上げる女性って多い。

例えば、男性とデートして、当たり前におごって貰って
どうして女性が平然としていられるのか、分からない。
彼が働いて得たお金を、自分に使わせる事を当然の様に受け入れて、
(一応財布を出す、とか勿論そういうポーズをすれば良い話ではない)
それどころか割り勘を求められでもしたら、女友達との間で「ケチ臭い」やら「甲斐性なし」やら文句を言う人さえいる。
お昼御飯を支払って貰ったら夕御飯は払ったりor作ったり
外食を支払って貰ったらお土産は払ったり 等、バランスを取る事すらしない人は多いらしい。

世間一般で【男が払うもの】となっているから、と思考停止しておごって貰う女性もどうかと思う。
むしろ男性が言い出しにくいだろうから、女性から遠慮すべきではないのか。
"男女平等"の時代、なんだからさ。
確かに未だに男女間の所得格差はあるけれど、それを埋めるのは彼ではなく、国だと思います。
あと自分の昇給努力。


女性として、近年の女性の権利獲得、地位向上の活動には
注目しているけれど、その中に"男性も女性も幸せに"と
考えている女性はどれだけいるのだろう?

フェミニストの一部の人達が「夫を主人と呼びたくない」とか「手料理を男性に振る舞うのは、便利に思われるから嫌」とか言うのを聞くたびに、対等って何だろうと思う。

私は外では夫の事を「主人」と呼ぶ。
完全に家では尻に敷かれてくれている夫に対して、傲慢になって、外で夫を下げる発言をしないようにとの戒めである。
二人の時でも敬称はつけ、呼び捨てにせぬよう心がけている。じゃないと私はすぐ調子に乗っちゃうので。
料理に関しても「どうやったら喜ばせてやれるかな?」と考えはしても、家庭的な女と言う枠にはめられたくない、みたいな事は考えた事がない。
そんな事考える暇があれば美味しいもの作って喜ばせたい。
ベッドの上でも私は積極的な方だと思う。気持ちよくしてあげたい、悦ばせたい、と思うと自然とそうなる。
愛情表現だから手を抜きたくないし、相手に付き合って渋々すると言う事もない。
トリートメントやケアに該当すると思っている。


献身的に振る舞って女性としての尊厳が傷ついていると思った事はない。
むしろ、誰かを喜ばせられるなら誇りに思っている。
その誇りより、フェミニズムを重視したいとは思わない。
私は、やはり、女性も幸せになって欲しいけど
男性にも同じだけ幸せになって貰いたい。


今後も社会は変わっていく。女性の在り方も。
その時に、男性をないがしろにしていたら、その上に成り立ったフェミニズムも歪んだ醜いものになると思う。
女性としての尊厳を確立させたいから、美徳は持っていたい。持っていて欲しい。
強くなるためにも、愛を失ってはならないと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?