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【東大生note】東大生をやたら崇拝するテレビ番組に物申す。

皆さんこんばんは!東大3年のイケてるスリスリくんです。

いきなりですが、最近東大生を特集したテレビ番組、やたら多くないですか。

東大王とか、さんまの東大方程式とか、数えればキリがありません。

(京大生はほとんど特集されてないのにね。)

昨日久々にテレビをつけたら「林修と東大生が選ぶ『勉強になったマンガランキング』」が特集されていました。

番組にケチをつけるわけではないのですが、こういう番組での東大生に対するテレビの描写に違和感を覚えたので今回記事にしようと思いました。


①「東大生は成功者である」という幻想

まず、テレビでは「東大生」というだけでいかにも成功者のような描き方をします。

超有名進学校出身、入学後も大きな夢と野心を持ち、国際的視点や独自の価値観をもって華々しく活躍...という東大生はうんざりするほどよくテレビに出てきますよね。

皆さんに知っておいていただきたいのは、そもそも「テレビに出る」ような人材はいわゆる「エリート界隈」で固められた一部のコミュニティーから選抜されていることが多いという事実です。

謎解き集団「Another Vision」や「東大王」、「Quizknock」などはその代表例でしょう。

東大発のアイドルグループ「東大娘」やミスコン(運営団体含む)等もこれに当てはまります。

テレビに出るような東大生はほぼ間違いなく、こういう「名の通った」団体に所属、あるいは関係しています。

当然ですが、このような団体はメディアの取材が来やすく、売名しやすいため、将来の起業、トップ企業への内定、芸能界へのコネ作りのための下準備として参加している人も多いのです。

ということは、テレビに出るような東大生は「そもそも東大の中でもエリートのコミュニティーに属している」場合がほとんどであり、私のような「凡人」の出る幕はないということです。

まあ、自分から志願して応募するような「物好き」な東大生も一定数いるのかもしれませんが。。

つまり、テレビで提示される「東大生」像は、エリートの中から選りすぐられた一部の東大生によって作られた幻想である可能性が高いということです。

実際、私や私の友人、クラスメイトを見ていても、皆優秀ではありますがテレビに出られるような容姿・ネタ・話題性など持っていない(あるいはそういうものに興味がない)東大生の方が圧倒的多数でした。

考えてみれば、そういう人をテレビで出しても面白くないですし、だから現在のような結果になってしまうのかと思いますが、やはりテレビと現実は月とスッポンだということになるでしょう。


②本当の奇人・変人はそもそもテレビに出られない

昆虫食が好きな大津くんっていましたよね。

特殊な嗜好を持つ東大生を特集する番組は多いですが、東大にいる「本当の奇人・変人」はテレビに出られる人材では到底ありません。

理由は単純で、「他人と意思疎通ができない」からです。

嘘だと思われるでしょう。でも本当です。

私のクラスにもいましたが、自分の話したいことを相手の反応などお構いなしに延々と喋り続ける人。

テストの点数が悪いと、解答用紙をくしゃくしゃにして教室を出ていく人。

再履修で後がないのに教員に何のコンタクトも取らず、教員を困らせる人。

こういう人が、東大には実在するのです。

社会性が決定的に欠如しており、そのまま社会に出れば「野垂れ死ぬ」様な人が。

もちろん、こういう人は東大でもかなり稀有な存在ですが、東大に入れるほど「お勉強」はできるのに、ろくに人とコミュニケーションを取ることすらできない。

これを奇人・変人と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか...。

こういう人を本当にテレビに出してしまったら、その番組は崩壊するでしょう。

その意味では、大津くんは可愛すぎるレベルです。

こういうわけで、「本当の」奇人・変人東大生はテレビに出てこないのです。


③受験生よ、テレビに騙されるな

これは受験生に向けてのメッセージです。

テレビに出る東大生は、やはり「テレビ受け」するスペック(頭・顔など)を持っていることがほとんどです。

私も東大受験する前、「こんな奴らと戦わなきゃいけないのか」と非常に焦った思い出がありますが、全く心配はいりません。

だって、テレビの目的は「東大生が皆揃いも揃って優秀である」ということを煽りたいだけなのですから。

テレビに出ている東大生は、おそらく普通の人が必死で努力し、合格した先に見る景色には1ミリたりとも出てこない人たちです。

そして、皆さんが幸せに生き、自分の人生を全うする上でも全く必要のない人たちです。

入試で皆さんが戦わなくてはならないのは、他でもない自分と、強いて言えば同じく必死に努力を重ねている「凡人」たちだけです。

そこに打ち勝つことさえできれば、東大には入れます。

くれぐれも勝負すべき土俵を間違わず、確かな努力だけを重ねてください。

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