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好きな「お笑い」の話をしてもいいですか。

noteに日々思ったことや考えていることをPostするようになってから2ヶ月くらい経った。1週間に1投稿、するかしないかくらいだけど、2ヶ月も続ければ段々と、友人や先輩からの「見てるよ〜」なんて声が届くもんで、続けてみるもんだなぁと思っている次第である。

さて、と。
今日は特に書こうと思っているトピックがない。
「なら書かなくても」って声が聞こえなくもないけど、「書きたい」という気持ちがあるから仕方ない。
気持ちが持ちネタを追い越しちゃっている状況だ。

そういうわけで、たまには気楽に書こうかな〜、と思い、キーを叩き始めた。
そもそも気楽なブログ感覚で始めたわけだし。
難しい言い回しとか、ひねった表現を使わずに、低カロリーな文章を。

そうだ、好きな「お笑い」の話でもしよう、うん、今日はそれがいい。

皆さんは「お笑い」好きですか?

僕は大好きです。
今は、TBSやオールナイトニッポンでパーソナリティをつとめる芸人(オードリー、バナナマン、おぎやはぎ)が好きだし、一流コント師と名高い東京03、IPPONグランプリ最多優勝を誇るバカリズム(オールナイトニッポンGOLDのパーソナリティでもあった)なんかも大好きだ。

特にコアなお笑い好き、ではなくとも、僕が小さい頃は、「エンタの神様」「爆笑!レッドカーペット」なんかが流行っていたお笑い番組の全盛期。
同世代の人たちは小さい頃、とにかく「お笑い」が身近にあって、一人くらい好きなお笑い芸人はそれぞれいたのではないかと思っている。

かくいう僕も小さい頃はお笑い番組好き。
「エンタの神様」では「陣内智則」がめちゃくちゃ好きだったな〜。
短い尺でしっかりストーリー作って、その中にボケの種を仕込んで、バリバリの関西弁でツッコむ。
漫才とコントの違いもわからなかったけど、当時からストーリー性のあるコントが好きだったのかもしれない。

(※ネタバレ注意)
このネタ、ストレートに面白いんですよね。映画のネーミングが。
「それでも僕はヤルマゲドン」はズルい。こんなん原作知らなくてもネーミングだけで笑うわ!
見れば見るほど好きになるのは「半沢川直行」。
VTR自体も面白いけど、それをすべてすくい上げるツッコミの「ただの気の強い関西人やんけ!」っていう文句が、自分は気の強い関西人を知らないのに、なぜか想像できてしまう絶妙な言葉選び。

それからなんといっても外せないのは年末のお笑いの祭典、「M-1グランプリ」。僕が特に好きなのは2007年の大会。

仙台が産んだお笑いモンスター、「サンドウィッチマン」が史上初の敗者復活戦から勝ち上がり、そしてそのまま優勝をかっさらったという、文字通り「記録」にも「記憶」にも残る1回。

そんな当時、僕が応援していた芸人は「忍びねぇな」「構わんよ」の導入で始まる漫才がウリの「トータルテンボス」。
そんな大好きなトータルテンボスの2007年M-1での面白さは贔屓目なしに見てもピカイチだったと思う。
2007年までの色んなお笑いの「型」をまとめあげたネタ、というと過言かもしれないが、いわゆる「天丼」「伏線回収」などの王道テクニックをこれでもかと詰め込んだネタ。これを4分以内でまとめあげる力量はさすが決勝進出コンビ。優勝間違いない!と信じていた。

予選ネタ:旅館

ツッコミ「いや〜疲れた〜」
ボケ「いらっしゃいませ。お客様、大浴場はあちらとなっております。
ツ「失礼だろ!鼻つまんでんじゃねぇよ!!」
ボ「(鼻にかかった声で)本日はご予約の…
ツ「鼻の息を止めるな!ちゃんと喋れ!」
ボ「お客様のお部屋なんですが、こちら931号室となります。
ツ「ハイハイ931…、931(クサイ)ってなんだ!!!!」

冒頭からツッコミ(藤田)の体臭のクサさを3パターンでイジり、①館内の施設案内が「ボイラー室」スタート、②部屋の種類が「和」「洋」の他になぜか「中」がある、③施設が「本館」「新館」「ジンギス館」に分かれている、といった小さなボケの数々をトータルテンボス得意の荒々しい口調でツッコミながら、最後の1分でそのすべてを一つの伏線のもとに回収する、という構成。笑いながらも思わず「おぉ〜!」と唸ってしまう、そんな漫才。

これに対するは敗者復活枠からの挑戦、サンドウィッチマン。
最初は「敗者復活だから余裕だろ!」と思っていたものが、ネタを見て唖然、「え、これトータルより面白くない?」と一瞬でも思ってしまった。

トータルテンボスの「まとめ上げる」漫才とは逆、いや逆というよりは全く亜流の構成。
最後にまとめあげる構成ではなく、流れの中で繰り出すひとつひとつの小ボケのクオリティがとてつもなく高い。トータルテンボスの漫才が「旅館」という設定を理解してるからこそ笑えるものなら、サンドウィッチマンは「街頭インタビュー」という設定に忘れるくらいひとつひとつの小ボケのレベルが高く笑ってしまう、といった具合。

予選ネタ:街頭インタビュー

ボケ「血液型は何型ですか?【A】A型 【B】O型 【C】B型、【D】AB型…。
ツッコミ「もうなんだかわけわかんねぇじゃん!BだB!」
ボ「【B】のO型?」
ツ「B型!【C】のB型だよ」
ボ「CのB型ってなんですか(笑)
ツ「お前が言ったんだろうが!!

そしてなんと言っても、サンドウィッチマンの伝家の宝刀。
「ちょっと何言ってるかわかんないです」。
正直これ、初めて見たとき震えました。笑いと同時に。
こんな”ぶっ壊し方”があるのか」みたいな。

ボケ「おうちでラーメンは作りますか?」
ツッコミ「ラーメン?あぁ、インスタントみたいなやつなら作るよ。」
ボ「小麦粉からですか!?」
ツ「そんなわけねえじゃねぇか!メーカーかウチ、なぁ?でっかい大工場が必要だろ?なんかあの、お湯を煮てすぐできるヤツだよ」
ボ「ちょっと何言ってるかわかんないです。
ツ「なんで何言ってるかわかんねえんだよ!

今や、ツッコミ(伊達)が長尺のセリフを話し始めると「来るか?来るか?」と思う恒例のくだりだが、初登場の時は新鮮なボケ。
一気に笑いが起こる。こんな落とし方アリかよ!!と。

とまぁこんな感じで、結果的にはジャブの如くボケまくるサンドウィッチマンが4分という尺で綺麗にまとめあげたトータルテンボスの漫才を点数的に上回り、優勝をかっさらった。

でもまぁ、あくまで「結果的」な話である。
僕はどちらのコンビのネタも大好きだし、陣内智則のネタもたまに見ては笑ってしまう。
ただ、M-1グランプリのような、ちょこちょことドラマが垣間見える賞レースは特に大好きだ。今でもいち視聴者の分際で、上記のようにアツさをもって語ってしまう。
そしてこういう話をすると毎度、「芸人ってカッケェな〜〜!!」と思う。

本当はこれから「東京03」、「バナナマン」という僕の大好きな2コンビの「お笑い」について書こうと思ったのだけど、M-1の話でエンジンをかけすぎて、ガス欠…。(低カロリーな文章はどこにいったのか。)

でもまぁ、たまにはこういうPostも書いていきたい。
将来の話や自分の性格のことを書くと、どうしても辛気臭くなってしまう部分があるので、こういう「好きなもの」について、つらつら書いていくのもいいもんだ。

お笑いPost、まだまだ書きたい話があるので、いつかまた。

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