親だから知っておきたい免疫の話

 一般的に免疫とは菌やウイルスが身体に侵入することに対し、白血球などの免疫専門の細胞がそれをやっつけることだとされていますよね。それ自体は間違っていないのですが、それは生命体の持つ免疫機能のごく一部の機能です。免疫とは何か。それはいわゆる新陳代謝のことだと考えるのが一番の近道かと思います。この数年、いろいろな人と話をしてみて、このことは意外に多くの親御さんや学校、保育園の先生が勘違いしている情報だと感じています。
 
 新陳代謝とは、ご存じの通り身体を構成する細胞一つ一つが新しいものに置き換わる機能を指すわけですが、人体とは子どもがブロックでロボットを作るように、約30兆個の細胞が積み重なることでその身体を構成しているようです。そして、それを1秒間に約100万個新しい細胞に交換し続けています。この機能を利用し、オタマジャクシがカエルになったり、子どもが大人の身体になったり、傷が治ったりしているわけで、このあと詳しくお話しますが、その機能を使って病気も排出しています。それが免疫です。
 その廃棄する細胞の選択にはもちろん基準があります。それは成長のために不要になった細胞と機能が低下した細胞です。成長のために不要になるとは、例えば乳歯が永久歯になったり、少女が女性らしい身体に少年が男性らしい身体になっていく際に子どもの身体を形作っていた細胞を廃棄していくことを指します。機能低下した細胞は三つに分類できます。①古くなった細胞。細胞にもその種類ごとに寿命があるわけです。髪の毛が抜けたり、角質層が剥がれたりするのがこれにあたります。②壊れた細胞。怪我や日焼けなどの修復がこれにあたります。③有害なものを吸収した細胞です。先ほどから細胞を廃棄と言っていますが、その方法はとてもシンプルで廃棄したい細胞を周りの細胞が吸収・分解し、アミノ酸やたんぱく質、鉄など再度細胞を作る材料にします。身体はこの吸収機能を利用し、身体のすみずみまで栄養や酸素を届けたり、そこにいる有害菌や有害物質を吸収、活動できなくしたり、悪影響を及ぼせないようにします。この有害なものを吸収した細胞が③にあたります。③の中には自ら移動しながらそれを行う白血球やリンパ球と呼ばれるものもいて、その機能のことを一般的に免疫と呼んでいるわけですが、人体を構成する30兆の細胞は細かい働きの差こそあれ、全て同じ事ができるわけです。
 では、その有害なものを吸収した細胞はどうなるのでしょうか。これも同じです。再度他の細胞に吸収され、利用できる成分はリサイクルの材料に、利用できないものは体外に排出されます。体外への排出方法はつば、痰、鼻水、咳、汗、尿、便、そして皮膚の新陳代謝などです。けして咳だけが特別な行為というわけではなく、呼吸器系からの排出方法のうちだと咳が目立ってしまうというだけで、人体は様々な方法で体外に悪いものの排出をしています。ということは、つまり体外に放出されたものは全て一度人体に退治された物質ということになりますね。
 でもそれなら、なぜそれが再度「健康な人」に感染するのでしょうか。次は感染について考えてみたいと思います。

 感染ってなんだと思いますか?病気の人の何かが健康な人に移動して、健康な人も病気になること。こんな感じでしょうか。では問題です。病気の人が近くにいたら、絶対に同じ病気になるのでしょうか?答えは明確、✖ですよね。また、よく言う言葉で病気にもならないように強い身体をってありますが、あれってどういう身体のことを指すのでしょうか?
 前の文でお話しした通り、人体は細胞でできており、その細胞は吸収するという機能を持っています。身体が強くなったら、その細胞が病気を吸収しなくなるのでしょうか?もしそうだとしたら、生命体は新しい外的刺激、ほこり、紫外線などの光、音、薬品、会ったことのない生物、菌などなど、新しいものが身近に現れるたびにその情報を判断、分析していかなくてはなりませんね。全身で30兆もあるどの細胞が新しい情報を得るのか分からない上に1秒間に100万個消えていく細胞がいて、しかも体調の変化や成長もある中、身体のすみずみの細胞までその情報を常時伝達する…これはとても合理的な機能とはいえませんね。その無数の伝達が一つでも途切れたら、せっかくの強い身体が弱くなるからです。
 実は人体はもっとシンプルに合理的にできています。身体の強い弱いに関係なく、身体を構成する細胞一つ一つは刺激の良い悪い関係なしにどんどん吸収し、細胞に悪影響であればその細胞ごと廃棄しているだけなのです。
 また、その廃棄物の空気感染の拡大速度は確率論だけで言うと、例えば一人菌を持つ人がいるだけで24時間で政令指定都市レベルの広さ拡大するとされています。もちろん実際は太陽光などによる殺菌によりどんどん消滅していくので、無限に増え続けるわけではありませんが、それをお互いにどんどん吸収しては廃棄しているというわけです。余談ですが、こういう理由からTVやメーカーが喧伝しているような、どんなお部屋の殺菌してもその空気中にはありとあらゆる菌や刺激が満載なわけで、しかも消毒そのものが細胞に有害なこともあり、そのお部屋除菌のせいで感染がとまらなくなる可能性すら含んでしまいます。
感染とは24時間全身の細胞から常時行われている行為だということが分るかと思います。
 あれ?じゃあ、マスクってなに?って思いましたか?そうなんです。コロナの時も話題になっていた通り、口や鼻だけを覆うマスクに感染予防効果はほぼありません。むしろ呼吸を荒くすることや呼気からの湿気でマスクに増殖する菌を吸引し、それをまた拡散するため感染予防効果はむしろマイナスになります。
 では、病気に強い身体とはどういったものを指すのでしょうか。次はそれを見ていこうと思います。

 病気に強い身体ってなに?
身体強いから病気したことない。こういう人いますね。うらやましいです。
 前述の通り病気にならない=感染しないではありません。身体に感染を止める機能は無く、あるのは感染してもどんどん排出する機能です。つまり病気に強い身体というのは感染しても排出できるから発症しない身体のことを指すわけです。そうなると排出機能を高めることが免疫力を高めることになりますね。そのためには何が必要なのでしょうか?
 そのために重要な役割をするのが学習機能です。よく免疫がついた!というやつですね。ワクチンもそれを期待して開発されています。つまり、一度経験した菌や日焼けなどの外的刺激への対応が二度目からは早くなることで、菌などが体内で増殖するより前に排出してしまう機能。それが学習機能です。じゃあ、やっぱりワクチン打てばいいんだ!と思いましたか?それはちょっと結論を急ぎすぎかもしれません。なぜなら学習機能で細胞を働かすにも条件があるからです。次は細胞の動く条件を知ってもらおうと思います。

 細胞の排出機能を生かすために大切なことは?
細胞が有害なものを排出するにはもちろん細胞一つ一つが元気に働いてくれることが必須です。例えば、せっかく学習するようにワクチンを接種しても細胞が働かない状態では結局排出はできない上に入れた菌が出せないからです。
 では細胞は何で動いているのでしょうか。それはATPと言うエネルギーです。人体はその30兆の細胞一つ一つにミトコンドリアという生物を寄生させています。そのミトコンドリアは酸素と糖と甲状腺ホルモンを材料に二酸化炭素と水とATPというエネルギーを生みます。人体を含む多細胞生物のほぼ全てがそのATPを消費することにより細胞が活動し、考えたり動いたり全ての生命活動を行っています。つまり、細胞が病気を排出しようと思ったらまずミトコンドリアが糖をATPに変える環境を作らないといけないと言うことです。
そこで糖のATP変換を阻害する代表的なものを上げます。
  ・鉄分過剰
  ・酸素不足
  ・アルコール
  ・ミネラル分、塩分不足
  ・糖分不足
  ・プーファ過剰
この他にもまだまだたくさんありますが、これらは特に糖のATP変換を阻害する状態を作ります。前述もした通り、これがマスクでの呼吸阻害や度重なる消毒アルコールの使用がそれに良くない理由です。手指の除菌に必要なのは、よほど汚れてない限り、アルコール消毒ではなく水による手洗いであり、腔内の菌を外に飛ばしたくないなら、マスクではなくうがいをするべきでしょう。
 また、この中に群を抜いて一番悪さをするのがいて、それが人工植物油に豊富に含まれる多価不飽和脂肪酸プーファです。特にサラダ油やキャノーラ油、マーガリンを始めとする一般的には健康に良いとされている植物油は全て強く害があることが分っています。お菓子やカップ麺を始め、日本はこの植物油を世界一使用する国であり、日本のそれらの食品は海外の多くの国では輸入禁止になったり、煙草のように健康被害の表示がないと販売ができなくなっています。
 糖のATP変換率を向上させるためには、まずこの人工植物油を極力断つことが必須になります。それがある程度できてくると、初めて細胞が活動を始めます。では、その植物油を多量摂取している場合、人体で何が起こっているのでしょうか。次はそれを見ていこうと思います。

 植物油が何を起こすか
 植物油は細胞が病気を始めとするあらゆる排出をするのに必要なATPというエネルギーの生産を阻害してしまう食品の中でももっとも危険なものです。では、それを接種し続ける状態の人は何が起こっているのでしょうか。それを知るためにまずこんな話から始めようと思います。
 前述において、機能低下した細胞は吸収されるといいましたが、周りの細胞はそれにどうやって気がつくのでしょうか。機能低下が起きた細胞がある周辺の組織には炎症が起きます。炎症とは皮膚が赤くなったり、腫れたり、ひどくなると壊死したりするあれです。炎症は機能低下になった細胞が出す炎症物質により起こります。これを別名Killme(私を殺して)サインと呼びます。これを察知し、特に白血球がそれを食べるために呼び寄せられます。(よく白血球は悪い菌を食べるために体内にあると思われていますが、その主な仕事は悪くなった細胞の掃除係です。そのついでに悪い菌なども食べています。)悪くなり炎症物質を放出した細胞はそれと同時に、来た白血球が他の細胞と間違えないためのEatme(私を食べて)という意味を表すスパイクたんぱく質を自身の周りに形成、これにより間違えることなく不要な細胞のみが吸収されるわけです。では、これらの活動に必要なATPが足りない場合はどうなるのでしょうか。これには少なくとも二つの結果が待っています。
 1つは細胞が元気なのに、急激なダイエットやプーファなどで糖の供給が断たれた場合です。糖の供給が無いため、ミトコンドリアは周りのたんぱく質(=筋肉)を分解し、ATPを生み始めます。これが糖質カットダイエットで痩せる理由です。次第に減らせる筋肉も無くなってくると、次は脂質を分解し始めます。分解された脂質はATPと乳酸に分かれます。乳酸は人体にとって毒物なので、それを体内の酸素と合体させることで中和させます。すると、よりATPを生む酸素が足りなくなり、呼吸が浅くなる過呼吸になります。過呼吸になると二酸化炭素の排出が大きくなりすぎます。二酸化炭素濃度が低下した身体はアルカリ性に傾きます。アルカリ性に傾いた細胞は機能低下を起こします。また、酸素を細胞に運ぶのは赤血球の役目ですが、酸素を細胞に渡す際にその二酸化炭素を必要とするため、ますます呼吸が荒くなり悪循環が始まります。この脂質を分解しだした細胞のことを癌細胞と呼びます。脂質の分解が始まると、上記の悪循環が始まり、さらに脂質を分解する細胞が増えます。これが癌細胞が増殖すると呼ばれる現象です。さらに、全身の調子が悪いので、別の場所でも癌化が起きます。これが転移です。
 2つ目は上記よりさらに深刻で、甲状腺ホルモン異常や徹底的な糖不足に加え、筋量が少なく癌化しなかった場合です。ATPが徹底的に不足しているため、前述のKillmeサインが出せなくなります。つまり炎症すら起きなくなります。
 過剰な薬物依存や偏った自然食派などで、ぜんぜん病気にならない、肌も透き通ってきれいという話を聞くことがありますが、それがこの状態の可能性が高いと考えられます。炎症を起こせない細胞は悪いまま吸収されることがなく、再生もしません。皮膚だと油分がなくなり、乾燥したり薄くなります。透き通った肌ですね。そしてついには破裂します。破裂した細胞は周囲にその細胞成分をばらまき、それを異物として身体が吸収し学習します。
 こうして、自分の細胞が自分の細胞を破壊する、軽いものではアトピーを始めとする自己免疫疾患と呼ばれるものに繋がるわけです。
 癌や自己免疫疾患も含め、病は糖のエネルギー変換が足りないことが原因のものがたくさんあるようです。癌細胞と呼んで別のもののようにいいますが、それも実は自分の細胞が足りないエネルギーを生もうと精一杯働いている姿なのです。若いうちは身体の排出機能が高く、プーファ等の汚染も進んでいないですし、筋肉もつきやすいのでカップ麺ばかりでも蕁麻疹や体調不良程度でちょっとまともな食事を取ればどうにかなったりします。しかし、歳を重ねるとそれがだんだん鼻詰まりが取れなくなったり、疲れが回復しなくなるとおり、排出機能はもちろん、そもそも細胞の再生能力自体が落ちてきます。そして細胞の限界が来た人から順に細胞たちが悲鳴を上げることになります。これが高齢になるほど癌になる確率が高くなる理由です。
 
 免疫を向上させる基本的な方法は、プーファをカットし、良質な糖と塩をきっちりと摂取することです。
 糖は果糖とブドウ糖が両方入っているもの
-きび糖、黒糖、はちみつ
 塩はミネラルがバランスよく残っているもの
-天日干し、平釜
 身体はこれら糖やミネラルをうまく使って細胞のバランスを保ちエネルギーを生成しています。現代人はただでさえ普通に生きているだけで空気汚染や農薬などにそのバランスが崩されがちです。それが農薬に反対する人が多くいる理由なわけですね。また、頻繁にサプリや薬で何かの成分だけを過剰に増やしたり、むやみに減らしたりすることは偏った成分の増加や減少であり、身体は増えた成分を減らすためにさらにバランスを崩していきます。加えて、ほとんどのサプリや薬はアジュバントと呼ばれる金属類を使って成形されており、その表示義務はありません。飲んでいい用量の基準にその金属は入れてもらえないので、定期的なサプリや薬の接種はさらに金属の過剰摂取にもつながっていくことになります。
 手料理は毎日食べていられるのに、植物油や保存料を多用する外食や惣菜、インスタント食品は必ず飽きますよね。実は身体はちゃんとSOSサインを出しているのです。普段の生活の中で、少しでも早いうちからその声を大切にできる生活習慣を身につけることが結局は一番の免疫力向上の近道なのだろうと思います。
 
 以上が免疫の機構とそれにまつわるあれこれです。免疫と聞くととても難しいことのように思われるかもしれませんが、実はそんなに難しいことではありません。私も医療の専門家ではありません。これを読んでもっとご自身でも調べてみよう、そう思ってもらえたら幸いです。機会があればもっと詳しい話も書いてみたいと思います。
長文お目通しいただき、ありがとうございました(^^♪

 最後にとてもとても重要な話を一つご紹介しておきます。それはワクチンについてです。コロナ以降使用されることになったmRNAワクチンと呼ばれるワクチンですが、このワクチンは今回お話しした糖のエネルギー変換を止めることで炎症を止めます。しかもそれを遺伝子レベルで細胞に覚えさせることで、その効果は長期にわたり、遺伝により子々孫々までその効果を持続させる働きを持たせたものです。一時的に炎症が止まり、症状が緩和することと引き換えに根本的な糖のエネルギー変換能力を著しく低下させ、しかもそれを遺伝、輸血等により伝播させる可能性が高いとても危険な薬です。
 今回は糖のエネルギー変換を阻害することによる癌と自己免疫疾患発症の機序をご紹介しましたが、糖のエネルギー変換は全ての生命活動の根源です。それを薬で強制的に阻害すればどんな病気になるか誰にも分かりません。また、遺伝子レベルでの書き込みがどのような悪影響を及ぼすかはさらに全く分かっていません。また、2023年に国立免疫学研究所が発表した通り、コロナウイルスとして公表されていた丸い写真はただのカビの胞子でした。現在、最新の研究ではウイルスは本来単なる細胞の一成分に過ぎないことが分ってきています。細胞の成分なので、当然身体への侵入もフリーパスです。けれど、もし侵入したところで、今回お話しした通りリサイクルされるか、排出されるだけのはずなのです。もし、それが排出されずに発症するとしたら、すでに病のレベルで糖のエネルギー変換ができていない人か、そもそも排出しないように人工的にプログラムされた遺伝子などを持っているウイルスということになりますね。
 この他、特にコロナワクチンやこの後出てくる国産ワクチンなどの遺伝子ワクチンには重篤な副作用はもちろん、不審な報告が無数に出てきています。もしほんとうに人工のウイルスとそのワクチンだとしたら、そもそも人工ウイルスを作るような社会が生んだワクチンがその感染や重症化を本気で抑えるなんてことはありえるでしょうか?
ワクチンは本当に必要なのか。良かれとして接種することが周りの人までも巻き込む危険性をはらんでいないか。じっくり調べ考えてからご判断されることお勧めします。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?