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【メルカリ】安心安全に、しっかり売って片付けるためのポイントとは?

先日、家事シェア研究家・三木智有さんの『お片付けBoot Camp!』に、2回目のゲスト出演をしました。


話したのは、メルカリで「安心安全にしっかり売って片付ける」ためのポイント

取引件数が700件を超え、メルカリで学んだことも沢山あります。
「登録したはいいが使いこなせていない」
という方も少なくないので、シェアしてみました。

ただ時間が40分しかなくて全部は伝えきれなかったので、こちらに残しておきます。

どなた様も是非! 少しでも誰かのお役に立てたら幸いです。


どんなモノが売れる?売りやすいモノは?

これはよく聞かれますし、自分も以前気になっていました。

メルカリに慣れていないと分からないですし、知りたい人も多いでしょう。
3年半の経験を元に、自分なりの見解を5つにまとめてみます。


① 送料が安いモノ(薄い・軽い・小さい)
基本的に送料は自分持ちなので、当たり前とも言えますが…送料が安ければ自分の利益を最大化できます。

更に梱包や運ぶ際の手間が減り、労力を最小にできます。梱包資材もほとんど必要なくてラク。
ちなみに、自分はプロフィール・商品説明に明記した上でリサイクル資材を使用しています。エシカルのために、自分にできることは少しずつ。


② バーコード対応商品(本・ゲームソフト・CD・コスメ・家電など)
バーコードに対応している商品は、読み取ると自動で説明が出てきます。(雑誌など、時々対応していない商品もあります)

出てくる説明文に、購入時期・使用歴・マイルールなどを書いて、写真をアップすればほぼ完了。
慣れれば5分もかからず出品できます。時短に最適!


③ 新品未使用品・消耗していないモノ
「メルカリと言えば新品未使用品」というイメージもあります。タグ付き・袋入りは尚良し。未使用品でなくても、未使用に近い商品は売れる可能性がグッとあがります。
譲るのではなく金銭を介して人に売る訳ですから、できるだけ消耗が少ない方が望ましいですよね。
ちなみに、本は「消耗が少ない」という意味でも売りやすい商品種別です。


④ 子ども用品
最近特にこの傾向が高いです。メルカリが普及し「何か怖いから買いたくない」という人が減ったのでしょうか。「安く済ませたい」「賢く利用したい」「必ずしも新品にこだわらない」人が増えたのかもしれません。

子ども用品は「一時期しか使わないもの」の筆頭。すぐにサイズアウトしたり使用しなくなったり飽きたりするモノばかりだから、メルカリとの親和性が高いのだと思います。


⑤ 「どこの何か」がハッキリしているもの
これがメルカリの面白いところ。どこで買ったか不明な高級服より、ユニクロの定番品の方が売れる可能性が高いのです。

規格がしっかりしている本・家電などは別ですが、服やバッグなどはメーカーによって品質がまちまち。
ハイブランドでなくても、誰もが知っているブランド・メーカーの商品力は高い傾向にあります。


「売れる出品」を作るために

意外と知られていないのですが、実はここが差が付くポイント。
「売れる出品」のコツを5つご紹介します!

① 自分のプロフィールを整える
星の数ほどいる出品者の中で、自分を選んでもらう工夫をしましょう。顔の見えない取引なので、信頼感を持ってもらうことが大切です。

●プラス情報を記載
ペットなし、喫煙者なしはプラス情報!商品に動物の毛や匂いが付きづらいからです。子ども無しも、人によってプラスに感じるかもしれません。
他にもプラス情報があれば書きたいところ。
例)複数商品の同梱で安くできる場合がある、全品匿名配送、できるだけ迅速な発送を心掛けている…など

●クレーム回避の工夫
忙しくてメルカリにかけられる時間に制限がある場合は、明記しておくと「返信が遅くて困った」などのクレームを回避できます。
例)土日祝日のみの発送、仕事をしていて平日は夜のみ返信可能、小さい子どもがいる為返信に時間がかかる、梱包にリサイクル用品を使用…など


② 商品写真が大事

商品比較の画面には写真しか表示されません。正確さを損なわない範囲で、明るく精細に補正しましょう。
ちなみに、ここで写真を盛りすぎると「イメージと違った」というクレームに繋がるので要注意です。

iPhoneユーザーなら、標準の写真アプリで
編集→調整→「自動」→自動の右の「露出」を少し上げる
と調節すれば、ほとんどの場合OKです。あとはご自身のお好みで。


③ 商品の説明もきちんと書く
雑に書いている人も多いので、ここは差別化のしがいがある部分です。
分かる範囲で、購入店・購入時期・使用歴・現在の状態を書きます。嘘はマイナスになるので要注意。

もしあれば、商品の特長も書きます。定価より安いなら「定価:○円」「○円相当」「Amazonで○円」と書くと、お得に感じられます。

購入する立場から考えても、写真1枚だけで「商品の説明はありません」というモノは、あまり買いたくならないですよね。


④ メッセージや梱包を丁寧に
相手の人柄が分からない中での取引なので意外と重要。ここを重視している購入者も多いので、心証が良くなります。
購入されたら購入お礼メッセージ・発送したら発送完了メッセージを、必ず送るようにしています。簡単でも、無しと有りでは大違いです。

梱包は、衝撃に耐えることだけでなく防水処理も大事です。万が一雨に濡れて商品が台無しになってしまったら、トラブルに繋がってしまいます。薄くてもいいので、ビニール袋にはなるべく入れましょう。


⑤ 早めに発送する
無理はしなくていいのですが、可能な限り早く送ってあげると相手の満足度が上がります。自分の親友に送るかのような誠実さで、迅速に発送するとベターです。
昨年頃から、「1・2日以内に発送」を選択し24時間以内に発送しているアカウントには、スピード発送バッジが付くようになりました。


片付け促進!在庫管理のコツ

整理収納アドバイザーだからなのか、在庫管理は厳格に行っています。
ここが適当だと「メルカリ販売中のモノ」で家が溢れるので要注意。

上手く管理するコツを4つご説明します。


① 在庫スペースを決めておく
「メルカリ販売中の商品はここに置けるだけ」と決めないとどんどん在庫が増え、メルカリ部屋ができてしまうことも。
商品の品質保持の為には、適切な温度湿度の中での保管・埃防止の定期的な掃除など、管理が必要になります。
たくさん在庫があると管理の手間も増えるので苦労します。

私の場合、大きなモノを売る時以外は「無印良品の引き出しに入る分だけ」と決めています。


② 最低価格を決め、だんだん値下げ
数日ほど様子を見て、売れそうにない場合は次第に値下げします。

どこまで下げるかは手数料・送料から利益を計算して、自分なりの最低価格を決めておくと良いです。
最低価格 =(商品価格)-(10%の手数料)-(送料)-(得たい利益)
の公式で計算可能です。


③ 期限を切る
不動産営業の時に上司から何度も言われたことですが、
「数日・数週間で売れないモノは、どれだけ時間をかけても売れない」
は事実です。
ある程度のところで期限を切らないと、ずるずる伸びて精神衛生上も良くありません。

私は概ね数週間で売り切るようにしており、1ヶ月ほど経っても売れない場合は諦めて削除します。


④ 梱包資材は最低限に
「商品の箱は取っておかないといけないの?」
「梱包資材はどれくらいあったらいいの?」
とよく聞かれます。

商品の箱は、必ずしも取っておく必要はないと思います。
メルカリ市場は絶対評価ではなく相対評価。売りたい時に競合が多数ある場合は箱があった方が売れやすいですが、単にそれだけです。必ず近いうちに売るモノ以外は、捨ててしまっても大丈夫ではないでしょうか。

箱を全部取っておくと「商品は処分したのに箱だけが家にある状態」になりかねません。整理収納サービスで伺うと、そんな例に出くわします。

梱包資材も、必要以上に持たなくて大丈夫

もし自宅付近に売っている店があるなら「売れたら梱包材を買って、梱包して発送する」でも良いくらいです。

特に段ボールは湿気を吸いやすく虫やカビの温床になるので、最低限にした方が安全です。

売れなかったらどうしている?

私はだんだん値下げするので売れなかった例がほとんどないのですが、数少ない過去事例では以下の3つを検討しました。


① 欲しい人に譲る
残念ながらほとんど見込めないので、期待しないようにしましょう。手元の不用品1つの処理より、良好な人間関係のほうがよっぽど大切です。


② バザーに出す
もし地域のバザーなどがタイミングよくあったら、出してみると必要な人に届くかもしれません。

③ 資源ゴミでリサイクル
できるだけ、捨てずに資源として出せないか検討しましょう。


上記3つも無理なら潔く捨てます。もちろん、地域の分別に沿って適切に。

売れないのは、結局「多くの人にとって価値がないモノ」だから。仕方ないと諦めることも、時には必要です。


安全第一!私のスタンス

メルカリ利用者には色々な方がいると思いますが、私は以下の3つを念頭に置いて利用しています。


① トラブル回避・安全第一
メンタルが弱く慎重派で、トラブルはできるだけ回避したいタイプです。
高い利益を追求しようとせず、あくまで不用品手放しのためにメルカリを使っています。

周りでも「メルカリでトラブルがあった」「変な人に当たってしまった」という声を聞くので、こだわるポイントです。
700件以上の取引をしてきましたが、おかげさまで大きなトラブルに遭ったことがありません。


② モノを適材適所に配置したい
「モノを最大限に活かせる場にモノを置きたい」という願いがあるので、つい「これはどこにあったら1番活用されるのか?」と考えてしまいます。

それがもし自宅でないのなら、喜んで使ってもらえる人にお譲りしたい。
そんな気持ちで売買をしています。


③ 手放しの罪悪感を減らす
以前は躊躇なくゴミ箱に捨てていましたが、ある時から「まだ使えるモノなのに、本当に良いことなの?」と罪悪感を抱くようになりました。

まだ使えるモノならば、できるだけゴミにしたくない。
せっかく家に来てくれたモノだから、大事に扱いたい。

メルカリで他人に手渡すことで、手放すことへの罪悪感が減り、家のモノを減らす作業がよりスムーズになっている気がします。


過去の嬉しかった事例

700件以上の取引の中で、嬉しい事例も多くありました。大きく分けると以下の2種類。


① メッセージのやりとり
「子どもが大喜びしています」
「思ったよりすごく綺麗で嬉しいです」
「今日から早速使います」
など、実際に使う人の顔が目に浮かぶと、譲ったこちらもほっこりします。

匿名でのやり取りだからこそ、人の気持ちに触れる瞬間は貴重。
メルカリは単なるプラットフォームで、結局は人と人の繋がりなんだなぁと実感します。


② 良い評価をもらえる
「今までで1番良いお取引でした」
「とても信頼のおける素晴らしい出品者様です」
「手書きのメッセージも嬉しかったです」
などと評価に書いていただけると、手間をかけて良かったなぁ…と疲れが吹き飛びます。

特に自分はお金のためにやっている訳ではないので、余計励みになりました。


まとめ

以上、メルカリのコツ・マイルール・事例などを簡単にまとめてみました。

とはいえ、別に誰もがメルカリの達人になる必要はありません。

私もただ楽しいからと続けてきたら件数が増えただけで、特に目指してはいないのです。

ただメルカリは不用品の手放しにとても有効なので、是非活用してほしいです。多くの人が、自分にとっての快適な利用方法を見つけられますように…

ちなみに「私がなぜメルカリをオススメするか?」は、こちらの記事に書いています。

※上記の文章は、2021年11月現在の情報を元に書いています。あくまで個人の考え方であり、内容を保証するものではありません。不明点はご自身にてご確認をお願いします。



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