【タスクシュート】変化や未来が怖い時、どうすればいいの?
時々、人生における変化に気づく。
変化と言っても色々あり、必ずしも良いものとは限らない。それらとどう付き合えばいいのだろうか?
気になったので、少し考えてみた。
タスクシュート的な話もほんの少し。
※ タスクシュートとは
大橋 悦夫さんが考案されたタスク管理メソッドのこと。詳しくは以下のページ参照。
どんな時、変化に気づくか?
人生において、変化に気づきやすい瞬間というものがある。
たとえば、子供の成長や自立。
友人や大切な人との別れ。
たとえば、老化。
40歳・50歳など、キリがいい年齢になる年には余計意識する。
たとえば、不調。体の不具合を感じる瞬間。
夜更かしが翌日に与える影響の強さを感じたり、逆上がりができなくなったり、
「もう昔のように無理ができない」
と昔との違いを実感したりした時も、そうだ。
なぜ私たちは変化を恐れるのか?
多少の差こそあれ、たぶん誰もが変化を恐れていると思う。
若い時期を過ぎると
「私の人生はいったい何だったんだろう……」
と、中年シンドローム的な抑うつ状態に陥る人も多いとか。
なぜ恐れるかと言えば、今後どうなるかが分からないから。
……これに尽きるのではないか?
要は、不安なのだ。
タスクシュートの考え方では、必ずしもネガティブな意味ではないものの「一寸先は闇」とよく言われる。
その日1日のプラン(予定)を仮に朝立てたとしても、完全にその通りに進むことはない。
多くの場合、割り込みタスクがある。
割り込みタスクとは、人から何かを頼まれたり自分で何かを思いついたりすることで生じる、予定外のタスクだ。
もし火事や大地震が起きれば、確実に予定通りには過ごせないだろう。
また、自分にとって良いニュース(昇給・希望していた仕事の依頼・デートのお誘いなど)があった場合も、その後の行動が予定と違うものになるのでは?
もしかしたら、スキップしたり鼻歌を歌っちゃったりするかもしれない。
良くも悪くも未来は予知できない。
本当のところ、1秒後はどうなっているか分からないのだ。
目の前の現実を認めるかどうか
実際は、この世界に「ずっと変化しないもの」はないと思う。
ただ単に、自分が意識できているか・いないかの違いだけ。
体や細胞は常に同じ状態ではなく、どんどん老いていく。
昨日の私と今日の私は、完全には一致しない。
老化や死は免れないし、宇宙も地球もきっと変わっていく。
「死にたくない」「老いたくない」といくら思っても無駄。
老化に抗おうとして外見を美しく保ったとしても、臓器や血管は確実に老いていく。
せいぜい、自分や周囲が老化に気づくのを遅らせてくれるだけだ。
「認めたくない!」と目をふさぐか、現状をそのまま認めるか、2つに1つだ。
技術の発達により、今後生死・老いについては何か変わるかもしれないが……
全ては移ろいゆくものだから
「今この瞬間の積み重ねが歴史である」とも言える。
むしろ、一瞬一瞬の積み重ねを「毎日」と定義してしまう私たちの認識こそ、事実誤認なのではないだろうか。
いつから「今日みたいな日がずっと続く」と勘違いしていた……?
永遠なんてない。今は今しかないのだ。
最近タスクシュートでログを取ってほぼ毎日振り返っているが、完全に同じ日というものは1回もない。これからの日々もきっとそうなのだろう。
それくらい、日常が何より重要なのである。
「今ここ」への集中が不安を軽減する
不安や恐れに飲み込まれないようにするには、どうしたら良いのだろう?
今の私にはまだベストは不明だが、ベターな方法は分かる気がする。
それは「今この瞬間に集中すること」だ。
未来への不安が強すぎると、目の前のことに集中できなくなる。
「こうなったらどうしよう」
「こんな失敗は嫌だ」
などという考えが頭の中でぐるぐる回り、手に付かなくなってしまいがち。
でも、実際私たちの目の前には常に「今」しかないはず。
この事実に目を向けられたら、その日その日を味わって生きられるのではないかと思う。
タスクシュートを使うメリットの1つは、「今私は何をしているか?」を明確にしてくれることだ。
「PCでnoteを書く」
「コーヒーを飲む」
「子どもとゲームで遊ぶ」
「トイレに行く」
など、ポチっとボタンを押すことで今の行動にフォーカスできる。
未来や過去に囚われがちな人は、是非使ってみてほしい。
「今ここ」への集中は、私たちに大事なことを思い出させてくれる。
2度と来ない「今」を楽しむことこそ、何よりも重要。
きっとそれは、変化への恐れを薄れさせるためにも役立つと思う。
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